子どもが新型コロナに感染したら…… 国立成育医療研究センターが「子どもの自宅療養」ポイントを改定(1/2 ページ)
第6波になり「クループ症候群」や「熱性けいれん」を起こす子どもが見られるとのこと。
子どもや周産期の女性に向けた高度医療の研究をおこなう国立成育医療研究センターは、新型コロナウイルスの第6波流行を受け、子どもが「自宅療養」をするときに観察すべきポイントを改定しました。
子どもが新型コロナウィルスに感染しても多くの場合は軽症であるとされていますが、第6波になってからは喉の奥が腫れてしまうことで起きる「クループ症候群」や、発熱による「熱性けいれん」を起こす子どもが出てきているとのこと。
そこで国立成育医療研究センターは、新型コロナウィルスに感染した子どもを自宅で看病する際、注意して見るべきポイントの内容を改定。感染しても機嫌がよく、食欲があり、顔色がおかしくなければ基本的に心配ありませんが、意識がはっきりしない、機嫌が悪い、食欲がなくなってきている、水分がとれない、顔色が悪い、息苦しそう、嘔吐を繰り返す、などの場合は担当保健所か、かかりつけ医に早めに相談するのがよいとのこと。もしけいれんが起きた場合には、速やかに救急車を呼ぶよう呼びかけています。
さらに、東京都の自宅療養者向けハンドブックに掲載された「自宅での感染予防8つのポイント」を紹介し、子どもから他の家族に感染を広げないために気をつけることを解説。「部屋を分ける」「ごみは密封して捨てる」「汚れたリネン・衣服は洗濯する」など基本的な家庭内での感染防止方法をすすめています。
他にも、東京都が作成したチェックシート「家族で守ろう10の約束」を紹介。こちらでは、自宅療養中の留意点や、近隣の保健所やかかりつけ医の電話番号の記載することができます。
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