ニュース
この世のものとは思えない冬の湖の光景 野生生物写真コンテスト、一般投票で選ばれた作品が圧巻(1/2 ページ)
冬のイタリアの湖で撮影。
advertisement
ロンドン自然史博物館が「野生生物写真コンテスト」の一般投票部門となる「People’s Choice Special Award 2021(ピープルズチョイス)」として発表した、氷上の樹木を写した作品「Lake of ice」が、自然の神秘にあふれています。
「Lake of ice」を撮影した場所はイタリアにあるサンタ・クローチェ湖。小さな湖がダムで拡張された半自然湖です。撮影者は2019年の冬に、湖の水位がいつもより高くなっていることに気づきました。その後すぐには撮影せず、さらに寒い状況となり、静かで凍り付いたような瞬間に撮影をしたといいます。写真ではしだれたヤナギが水面に触れ、一部の木が水没している瞬間を捉えています。
静まりかえった撮影ロケーションについて、亡くなった親友を思い起こさせるようだと語り、「彼がこの忘れ得ないこの感覚を与えてくれたのだと思いたい。だから、今は亡き彼にこの写真を捧げる」と表現しています。
advertisement
「ピープルズチョイス」は一般投票により選出されます。応募作品は95カ国から5万点以上にのぼり、同作は25枚の候補からオンライン投票で選ばれました。「Lake of ice」の他にも、次点となる「Highly Commended」として、4作品が選ばれました。自然界に生きる動物たちが見せるさまざまな表情が魅力的です。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.