「男を待ち続ける」老女と若い女、その過去には…… 奇妙な友情を描いた漫画に引き込まれる(1/3 ページ)
続きが気になります。
若い女と年老いた女、男を待ち続ける2人の奇妙な関係を描いた創作漫画がTwitterに投稿され、3万3000件以上の「いいね」が寄せられるなど大きな話題になっています。
女2人が男を待つ話
ニコと老女はカフェの常連。ある日、老女がニコに「アタシがここに来なくなったら死んでるってことだから迎えに来て」と部屋の鍵を預けます。2人には出稼ぎに出た男を待っているという共通点が。偶然にも相手の男が目指したのが同じ国で、ニコは5年、老女は50年(もしくはそれ以上)、こうして待っているのです。
カフェを出て仕事に向かったニコに同僚が声をかけます。ヒモ男と離婚してこの街を出ることにした彼女。ニコは言葉をかけることができませんでした。
ニコが思い出していたのは自分の過去。結婚を望んでいた相手、ヤコボがこの街を出ることになったときのことです。「ついて来て欲しい」と言われたものの、即答出来なかったニコ。ニコを置いて旅立つことを決めたヤコボが言い残した「待っててくれよ」という言葉が呪いになっているのです。
年の瀬が迫ったある日、いつものカフェで話していると老女が「花火って知ってる?」と言い出します。老女が待っている男、マルコがいる街では年越しに盛大な花火を上げるというのです。
近くの店で花火を手に入れ、人がいない所を目指す2人。火をつけると、パァン! と大きな音とともに夜空に光が広がりました。驚いた老女は腰を抜かし、「泣きそうになっちゃった」とつぶやきます。その様子を見たニコは、小さく笑いをこぼすのでした。
それぞれの家で新年を迎えた2人。テレビにはヤコボが住む街の花火が映っています。それを見て衝動的に旅支度を始めたニコ。自分の中の呪いを断つためにヤコボに会いに行こうというのです。
そのとき、床に落ちたのは老女から預かった部屋の鍵。ふと我に返ったニコはいつものカフェに向かいますが……。
この漫画を描いたのは「ばったん」(@battan8)さん。気になる続きは次ページでどうぞ。
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