「作業が1人に集中する不健全な開発状況が続いていた」　ブラウザゲーム「英雄＊戦姫ＷＷ」サービス終了（1/2 ページ）

　天狐の運営するゲーム「英雄＊戦姫ＷＷ」「英雄＊戦姫ＷＷＸ」が、3月29日12時をもって終了すると発表されました。

　

　2019年7月末にスタートした同作は、PC・家庭用ゲーム「英雄＊戦姫」をオンラインブラウザゲームにしたもの。DMM版およびアプリ版も配信されていましたが、約2年8カ月で終了することとなりました。

　サービス終了の理由は売り上げではなく、各種ディレクション、ゲームデザイン、シナリオおよびスクリプト制作、ビジュアル関連素材の制作進行、デバッグといったゲームの根幹を支える作業が、スタッフ1人に集中してしまうという不健全な開発状況が続いていたこと。

　「クオリティとスタッフの健康状態のどちらかを犠牲にしながら運営を続ける」案もあったとしつつ、「スタッフの健康と『英雄＊戦姫』シリーズの継続を優先すべきだと判断し、天狐側からDMM GAMES様とシンク・アンド・フィール様にサービス終了を提言」したとしています。

　お知らせの最後では、プレイヤーへの感謝と謝罪を表明しつつ、「開発チームに新たなスタッフを加え、今後また違った形で『英雄＊戦姫』をお届けできたら」と将来的な展望をコメント。

　まだ確定事項ではなく、確定したとしても当分先になると前置きしつつ、「より楽しく、より大きなゲームを、新たなスタッフと共に、健全な状態で制作できるよう環境を整えておりますので、続報をお待ちいただけますと幸いでございます」としています。