トトロの世界観が詰まった約30秒のCG映像に絶賛の声 「無限『風のとおり道』演奏装置」がTwitterで200万回再生の反響(1/2 ページ)
観る度に癒やされるステキな映像作品です。
ジブリ映画「となりのトトロ」のイメージソング「風のとおり道」を演奏するCG映像作品が、Twitterで“いいね”が30万超え、動画は200万回再生されるなど人気を集めています。何回もループして観たくなる演出とかわいさです。
「無限『風のとおり道』演奏装置」の作者は、マンドロンチェロ(マンドセロ)奏者でCG作品も手掛ける「いちかわ」さん(@revirytic)。トトロの世界観を、約30秒のピタゴラ装置のような映像と音楽で表現しています。
トトロの持つ傘にどんぐりが当たる音ではじまり、ネコバスが送電線を走りながら鉄琴を鳴らし、家から出て行くまっくろくろすけ(ススワタリ)が縁側の木琴でメロディーを奏でる――ひとつひとつが目で見て楽しく、それぞれの奏でる音が重なっていく展開に感動します。子どもの頃の気持ちを思い出させてくれるような仕掛けも相まって、じわじわと心が温かくなります。
映像は最初と最後がつながっており、冒頭の上から降ってきたどんぐりは、青い中トトロの持つ袋からこぼれたどんぐりだったことがわかります。どれも劇中のシーンを再現しているところにこだわりを感じます。
作者のいちかわさんにお話を伺うと、今回の作品はまずはじめに音楽を「Cubase」(音楽制作ソフト)で作り、それに合わせる形でCGを3DCGソフト「Blender」で作成。その後に音と映像を合成し、環境音を加えるほか、色味の微調整をするために動画編集ソフト「DaVinci Resolve」を使い、1つの映像作品として仕上げているそうです。製作時間は、構想も含めて1カ月ほど。
リプライ欄では「可愛くて癒やされる」「優しい音色が素敵」「ジブリの世界観が表現されてて、感動しました!」とたくさんの賛辞が寄せられ、なかには「(映像を見せたら)ぐずって泣いていた息子が泣き止みました。すごく助かりました」なんて感謝の声も。また作り込まれた映像に「まるで実写」「Blenderでこんなことできるんだ」と驚く声も上がっています。
いちかわさんは他にも、リアルの風景に「カービィ」の3DCGを合成した動画や、自身のマンドロンチェロ演奏を手伝う「ピカチュウ」の動画など、かわいくてほっこりする映像作品を公開しています。YouTubeチャンネルでは、さまざまなゲーム音楽や有名曲をマンドロンチェロで弾いてみた動画も公開中です。
作品提供:いちかわ(@revirytic)さん
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