東京ディズニーリゾートが新サービス「ディズニー・プレミアアクセス」を発表 1人2000円で人気アトラクションの待ち時間を短縮(1/2 ページ)
「美女と野獣“魔法のものがたり”」「ソアリン:ファンタスティック・フライト」で導入。
東京ディズニーリゾートは5月13日、通常より短い待ち時間でアトラクションを体験出来る新たなサービス「ディズニー・プレミアアクセス」を5月19日から導入することを発表しました。
「ディズニー・プレミアアクセス」(以下プレミアアクセス)は、体験したい施設を時間指定で予約し、短い待ち時間で体験できる有料のサービス。東京ディズニーランドでは「美女と野獣“魔法のものがたり”」、東京ディズニーシーでは「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が対象となり、価格は1施設1人1回につき2000円です。入園チケットの不要な3歳以下については、取得は必要ありません。
アトラクションを通常より短い待ち時間で体験できる点は従来の「ディズニー・ファストパス」(以下、ファストパス)と共通しますが、プレミアアクセスはゲストが任意に利用時間を指定できるのが特徴。毎正時5分おき(19:00~20:00、19:05~20:05など)に、それぞれ1時間の間に利用できる時間枠が用意されます。なお、1日に2回以上利用したい場合は、乗車後に取得が可能。
取得は、パーク入園後に「東京ディズニーリゾート・アプリ」(以下、アプリ)で行います。パークのチケットをアプリで読み込み、体験したい施設を選択後、希望の時間帯を指定する方式で、決済はクレジットカードのみとなっています。
なお、プレミアアクセスを取得しない場合も、対象の2施設はスタンバイ列に並ぶことで体験できます。また、現在の入園者数は「ファストパスは必要ではない」状態のため、従来のファストパスの今後の復活については現状では未定としています。
プレミアアクセスの導入に合わせ、5月15日からはパーク内のインフォメーションボード前ではキャストがアプリ操作のサポートや、各施設の待ち時間状況、プレミアアクセスの販売状況を案内する「東京ディズニーリゾート・アプリ・サポート」のテスト運営が実施される予定です。
オリエンタルランドによると、今後は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による休園前よりも入園者数を引き下げることで、ゲストの個々のニーズに応じた選択肢を増やし、体験価値を高めていくとのこと。プレミアアクセスは「滞在時間が限られていて、時間指定で確実に施設を楽しみたい」「ショー鑑賞や食事など他の計画もあるので、アトラクションは計画的に予約して体験したい」というゲストに向けたサービスだということです。
この他、2022年度内にはアプリにレストランのモバイルオーダーシステムの機能が追加される予定です。
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