Outer Wildsロスに苦しむゾンビのために「Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品」で打線を組みました（1/3 ページ）

　全宇宙143億人のOuter Wildsファンのみなさん、仮説検証してますか？（あいさつ）　主に地球という星でOuter Wildsゾンビ活動（※）をしている、ねとらぼ副編集長の池谷（@tekken8810）です。

※Outer Wildsゾンビ＝ゲームクリア後、ニ度と自分では初見の感動を味わえないことに絶望し、他人の配信や感想などを求めて徘徊するようになった人たちのこと。症状が進行し、身近な人に遊ばせようとしたり、ゲームを送りつけたりするようになった人は“噛むゾンビ”とも呼ばれる

　先日、ライターのヨッピーさんと奄美大島に行って、Outer Wildsゾンビのみんなでゲームしたり、マシュマロを焼いたり、川を下ったり、ゲームのメインテーマを合奏したりするという最高な旅行をしてきました。

　いやー奄美大島良かったですね……。「星空がキレイに見えて、Outer Wildsっぽいロケーションがあるから行きませんか」って誘われて奄美までホイホイくっついていったんですが本当に最高でした。詳しくは書けませんがこことかDLCのあそこそのまんまじゃないですか！！？？？？！？

　で、旅の詳細なレポートについては、ヨッピーさんも報告しているのでここでは割愛しまして、この記事ではタイトルの通り、旅行中にゾンビたちと盛り上がった「Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品で打線組んだ」という話をします。

　

「Outer Wildsロス」の特効薬を求めて

　もはやねとらぼで取り上げるのは何度目か分からないレベルになってきたOuter Wildsですが、このゲーム、刺さる人にはものすごく刺さるかわりに、刺さりすぎるあまりクリア後に強烈な「ロス」を発症することにも定評があります。

　これも何度目の説明だったか忘れましたが、このゲーム、「知る」ことが重要な体験の大半を占めている関係上、一度「知って」しまうと、二度と「知らなかった」ころには戻れないんですよね。つまり、最初の感動を味わえるのは人生で1回きり。僕の場合、クリアした直後はすさまじい満足感に打ち震えましたが、翌日以降「記憶喪失にでもならないかぎり、ニ度とあの感動は味わえないんだ」という事実に打ちのめされ、しばらくは日常生活に軽く支障が出たほどでした。

　で、それからどうしたかというと、僕の場合「Outer Wildsに近い体験ができる作品」を求めて、ありとあらゆるエンタメをむさぼりまくった。SF、宇宙、謎解き、ループもの、量子、ナラティブ、オープンワールド……。とにかく、少しでも接点がありそうなものは片っ端から摂取し、最終的に“ある作品”に出会えたことで、完全ではないもののかなりの部分“渇き”を癒やすことができました（今回のスタメンにももちろん入れています）。結果、今度はそのゲームのゾンビにもなっているわけですが……。

　さて、ということで前置きが長くなりましたが、ここではそんな、僕がこれまでに摂取しまくってきた「Outer Wildsに近い体験ができる作品」の中から、旅行当日にゾンビのみんなと話した内容や、後日TwitterのOuter Wildsコミュニティ（恥ずかしながら、僕が管理人をしております）で出た意見なども折り込みつつ、最終的には僕の独断で「Outer Wildsっぽい栄養が摂取できるエンタメ作品」として9タイトルを選ばせていただきました。

　当然ながら「近い要素がある作品」を挙げていく関係上、どうしても間接的なネタバレは避けられないため、自分で遊ぶまで一切の情報を入れたくないという人はここで引き返すのをオススメします。また、ここに入れられなかった作品や、他の人が挙げてくれた作品なんかも最後にまとめて掲載させていただきます。

　では、スタメン発表は次ページで！