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耳の聞こえないママが描く「ホームセンターで出会った不思議なママさんの話」に5万いいね 運命を感じる出会いにぐっとくる(1/2 ページ)

運命の出会いって、きっとこういうこと。

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 幼いころから耳が聞こえないイラストレーターのミカヅキユミ(@mikazuki_yumi)さんが、ホームセンターでの不思議な出会いのエピソードを漫画に描いてTwitterに投稿しました。ツイートには5月16日現在5万9000件を超える“いいね”が寄せられています。これこそきっと、運命の出会い……!

ホームセンターで出会った不思議な女性
「ホームセンターで出会った不思議なママさんの話」

 9歳のちどりくん、5歳のかのこちゃんを育てるミカヅキさん。これは今から数年前、まだ1~2歳のちどりくんを連れて、ミカヅキさんがホームセンターを歩いていたときの出来事です。

 店内で同じ年頃の男の子と出会い、すっかり意気投合したちどりくん。ミカヅキさんが男の子を連れていたママさんに「一瞬で仲良くなっちゃいましたね」と声をかけると、きれいに身なりを整えたママさんは「うちの子人見知りするんでこんなすぐ仲良くなるの珍しいんですよ~」と笑顔で応じてくれました。

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耳が聴こえないことを告げるミカヅキさん

 和やかな会話の中で、ミカヅキさんが自分の耳が聞こえないことを打ち明けると、一瞬驚いた顔を見せたママさん。しかしすぐに「手話したり口みて話すんですか?」「私の口…読めますかね?」と、ミカヅキさんが話しやすいように配慮して会話を続けてくれました。

 通りすがりに出会った人とは当たり障りのない話をしてお別れすることが多いものですが、ミカヅキさんとの別れを名残り惜しそうにしてくれたママさん。終始にこにことほほ笑むママさんを、ミカヅキさんは「不思議な人だなぁ…」と見つめるのでした。

偶然の再会
連絡先を交換します

 3カ月後。子ども服のお店にいたミカヅキさんは、偶然そのホームセンターで出会ったママさんと再会します。ママさんの名前は、サヤさん。ミカヅキさんが勇気を出して連絡先を交換し、それから3度目、4度目と会う回数を重ね、2人は仲良くなっていきました。

サヤさんと一緒にいるときに感じる不思議な感覚

 サヤさんとおしゃべりをするたびに、ミカヅキさんは不思議な感覚を覚えていました。耳が聞こえないミカヅキさんへの気遣いのタイミングが絶妙なサヤさん。ミカヅキさんは何度も助けられるたびに、心に温かい風が吹くような温かさを感じていたのです。

「前にも聴こえない人に会ったことある?」
笑顔で答えるサヤさん

 ミカヅキさんは、サヤさんが以前にも耳の聞こえない人に会ったことがあると確信していました。尋ねてみると、サヤさんは「うん! 小学校のときの同級生」「ユミちゃんみたいに口の動き読んでお話してたよ」と満面の笑みで答えました。

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思い出すのはあのころの友達
まるでかつての友達がそのまま成長したようなサヤさん

 予想が当たったミカヅキさんが思い出したのは、幼いころに出会った“聴こえる”友達のことでした。たくさんけんかをしながらもいつも一緒にいて、偏見なく真っすぐミカヅキさんを見てくれたその友達とサヤさんは、同じにおいがしたのです。ミカヅキさんは、サヤさんがあの頃の同級生がそのまま成長して現れたような気がして、いつも心が温かくなっていたのでした。

世間は広いようで狭い

 そして、後日のこと。サヤさんが幼少期の写真を持ってきたのでのぞいてみると、そこに映っているのはなんとミカヅキさんの友人! 共通の知人がいたことに「やっぱり運命よ」と感激する2人なのでした。

 この漫画には「是非このご縁が長く続くよう祈っています」「すっっごく良い話……」「私の知らない何かしらの難しさを持つ人とも、この方くらいの軽やかさで触れ合えたらいいな」といった声が寄せられています。

 広いようで狭い世間に驚きつつ、不思議な出会いへの喜びを漫画でつづったミカヅキさんは、この他にもTwitterアカウント(@mikazuki_yumi)やInstagramアカウント(@mikazuki_yumi)、ブログ「背中をポンポン」へ育児エッセイ漫画を投稿しています。

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