知人やママ友に「これ作ってくれる?」と言われたハンドメイド作家→商品の値段を伝えると…… 切ない“作家あるある”に共感と応援の声(1/2 ページ)
悲しいけれど、あるあるなんですよね。
ハンドメイド作品を作っていると頼まれがちな「知人からの気軽なオーダー」についての本音を書いた投稿がTwitterで話題になっています。5月17日現在、投稿には現在7万3000件超えの“いいね”が集まるなど、反響を呼びました。
唐突なオーダーへの対応は……
ハンドメイド活動をお小遣い稼ぎの趣味かな?と思ってるぐらいの知人やママさんから「これ作ってくれる?」という唐突なオーダー依頼が来た時、最近はminneのアドレスを送ってこの値段でこんな感じだよと伝えるとほぼ全員撤退していきます
適正価格なのに~_(:3 」∠ )_ゴロンゴロン(布集め懺悔マンさんのツイートより)
このツイートを投稿したのは、「ぼちゃ工房」としてminneでハンドメイド作品を販売している布集め懺悔マン(@zange_nunokai)さん。ランチョンマットや入学式セットなどのアイテムを制作しています。
そんな布集め懺悔マンさんですが、しばしば知人やママさんから突然「これ作ってくれる?」とお願いされるというのです。このような唐突で気軽な依頼に対し、布集め懺悔マンさんはまずminneのアドレスを送って品物の感じや値段を知らせるのだとか。すると、不思議なことにほぼ全員が依頼をなかったことにするのだそうです。
布集め懺悔マンさんの作品は、ランチョンマットが1枚700円から800円、入学式3点セットは5000円ほどの値段。これに対し、過去には「ぼったくり」「高すぎ」と言われてしまうこともあったのだとか。また、「100均の布で作ってもこれぐらいする?」という質問を受けたことも。「100均の布の方が単価高いし長さ足りないから1.5倍ぐらいの値段になるよ」と答えると、驚かれたといいます。
これらのことを受け、布集め懺悔マンさんは「誰にでも作る」というスタンスは「自分がしんどい」と感じ、「minne経由でも、提示されたその値段でも欲しい」と思ってくれる人に作品を作ることにしたそうです。
このツイートは大きな反響を呼び「手作りしない人は手作り=安いって思っている人多いですよね」といったコメントが。また、「なんでその値段なのかなんか考えてないんですよね」「自分で作れないなら買う それだけのこと」と、布集め懺悔マンさんさんに安く作ってもらおうとした人へ批判的な声が寄せられています。
材料費の問題だけではなく、技量を必要とし、時間もかかるハンドメイド作品。自分で作品を作らないとなかなか見えてこない苦労があるのは確かですが、だからこそ作者にリスペクトを払いたいものですよね。
布集め懺悔マンさんのTwitterアカウント(@zange_nunokai)では、「ぼちゃ工房」の作品のほか、作業工程、イベント出店情報などを発信しています。
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