暑い日はエアコンの“設定温度”を下げないと涼しくならないのはなぜ? ダイキンに聞いてみた(1/2 ページ)
風量設定が大事なようです。
猛暑です。早々に梅雨が明け6月から35度を超える日が続くこの2022年、どこのご家庭でもエアコンが大活躍していることでしょう。そんなエアコンのちょっと気になる疑問、「暑い日は“設定温度”を下げないと涼しくならないのはなぜか」を、ダイキンに聞いてみました。
“温度”で設定しているのですから、理論上は自分にとってちょうどいい温度に設定すればそこから変える必要はないはず。しかし実際は、35度を超えるような日はもう少し低めの温度に設定しないと部屋が暑くなってしまうこともあります。
この現象は、なぜ発生するのでしょうか。ダイキンに聞いてみたところ、この問題は“風量設定”などで解決できるかもしれないということです。
エアコンは一般的に運転開始後、リモコンで設定した設定温度を目指して運転します。その後は設定温度に近づくにつれて運転を弱めて室温の維持を目指しますが、屋外の熱の影響で室温が一定温度上昇すると、再び運転を強めて室内を設定温度に戻します。
この「エアコンが室温を設定温度に戻そうとする動作」の際に風量が小さく外気温も高いと、室温が設定温度に到達して涼しくなるまでに時間がかかってしまうことが部屋が暑くなる原因とのこと。こういった場合に「設定温度を下げる」手段もありますが、その前に「風量を強く」するのも有効だそうです。
風量を強めれば部屋の空気が早く循環し、早く設定温度に到達することが期待できます。加えて、窓の外に「すだれ」を垂らしてカーテンも閉めて、日差しや熱の侵入を防ぐのも有効な対応策ということでした。特に暑い日は、まず風量設定を見直してみると良いでしょう。なお冷房の場合、風向は「水平」がおすすめとのこと。
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