階段が怖い盲目のハスキー、親友ワンコの力を借りて…… 勇気ある一歩を踏み出す瞬間が感動的【英】(1/2 ページ)
最後の笑顔がたまらん。
盲目のハスキーが恐怖を乗り越えて初めて階段を下りた瞬間が英・コーンウォールで撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で7万1000回再生を突破。「なんていい子なの!」や「勇気をもらえた」などのコメントが寄せられました。
盲目のハスキーの名前は「Bonnie」(ボニー)。その隣にいるのは、ボニーの親友ワンコである「Wookie」(ウーキー)です。
ボニーは階段が怖くて、これまで自分で下りたことがありません。それでもボニーは勇気を出して苦手を克服しようとしています。そんなボニーを飼い主さんは「いい子ね、あなたならできるよ」と階段の下から励まします。
最初の1段目に前足を置けるものの、なかなか2段目に踏み出せないボニー。そこで飼い主さんはウーキーに「お手本になってあげて」と声をかけます。するとウーキーはゆっくりと階段を下りてきました。そのときにウーキーの首輪の鈴がリンリンと鳴っています。これはウーキーがボニーの道しるべになるようにと着けられた鈴です。
ボニーはウーキーの鈴の音を聞いて勇気が出たのか、ゆっくりと一歩ずつ階段を下り始めました。そしてついに自分の力で階段下に到着! 誇らしそうな表情を見せるボニー、それを迎えるウーキー、「なんていい子なの!」とすごくうれしそうな飼い主さんの声、全てが感動的でこちらまで幸せな気持ちになります。
実はボニーは、これまで過酷な人生を送ってきた保護犬です。中国の食肉取引に出されていたところを動物保護団体「Rushton Dog Rescue」により保護されて、飼い主さん宅へやってきました。目が見えず、当初はケガもしていたボニー。どれほどの恐怖だったのか、想像もできません。
しかし第二の人生で、心優しいウーキーと飼い主さんに出会えました。ウーキーは非常に賢く、ボニーは助けが必要なのだとすぐ理解した様子だったと飼い主さんは語っています。苦手な階段を克服したボニーは、今では自分で下りられるようになりましたが、その隣には高確率でウーキーの姿があると言います。
ウーキーの支えもありながら、果敢にさまざまなことに挑戦するボニーと、そんな2匹を大きな愛で包む飼い主さん。これからも幸せいっぱいの日々を送ってほしいですね。
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