ひろゆき「とにかく全額NISAに突っ込め」　金融庁とのコラボ動画に「応援したい」「税金で何やっとんねん」など賛否両論（1/2 ページ）

　金融庁がYouTubeで公開した「2ちゃんねる」開設者のひろゆきさん（西村博之さん）との対談動画が、「私は応援したい」「税金で何やっとんねん」など賛否両論を呼んでいます。

　

　動画では、ひろゆきさんと金融庁 総合政策局総合 総合政策課長の高田英樹さんが対談。両者はひろゆきさんが在住するフランス・パリだけではなく、日本に住んでいた際にも近所に住んでおり、家族ぐるみの付き合いがあるといいます。

　対談は「金融リテラシーと資産形成」をテーマにしたものです。ひろゆきさんは毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度「NISA」、資産形成におけるSNSの意義などについて考えを述べました。

　例えば、ひろゆきさんはNISAについて、「基本的には友達に聞かれた場合は、『とりあえず全額NISA（ニーサ／少額投資非課税制度）に突っ込め』と言ってますけど。基本的には株とか投資信託とか証券とかはどれ買っても得するか損するかはあるんですけど、NISAの枠で買っておくと税率分だけちょっと得するじゃないですか。税金を払わなくてよくなるので、『ひとまずNISAの枠を全部使い切るまでは、NISAのなかで全部やっておけば』とアドバイスしてます」と明かしました。

　また、「（一定の投資信託を年間40万円まで購入し、最大20年間非課税で保有できる）『つみたてNISA』で手数料無料のファンドにとりあえずお金を突っ込んでいくというのをずっとやり続けるぐらいは、僕はみんなしたほうがいいじゃないかなと思うんですよね。それよりも、うまくリスクなく稼げる方法が僕はあんま思いつかないんですよね」とも言及。高田さんは「そうですね。おっしゃるとおりですね」と賛同しています。

　SNS上では異例とも言える対談について、「資産形成を知ってもらうきっかけになるのは良い」「単純にインフルエンサーに拡散させるという目的では正解だし、問題なくない??」など肯定的な声もある一方で、「金融庁、マジか…」「金融庁の職員さんは先にメディアリテラシーをいちから学んだ方が良いと思いますよ」など、今回のコラボに否定的な声も見られました。

　ひろゆきさんは「2ちゃんねる」を巡る裁判で請求された損害賠償を“踏み倒し”たとされているため、「どれだけの賠償金から逃げてるんだ。その行為に金融庁としてお墨付きを与えるのか？」「ひろゆきは債務踏み倒ししてるってご存知ですか？そのような人を行政が対談相手にすることに何の疑問もないのですか？」などの声も多く寄せられています。