「mimic」停止数時間でクローンアプリ「ninic」登場、ただし内容はジョークサイト 「すごい皮肉」「問題提起としては面白い」(1/2 ページ)
いずれちゃんと使えるクローンサービスが出てくる可能性も。
イラスト生成AI「mimic」がサービスを一時停止したことを受け、新たなサービス「ninic」が登場しました。mimic停止からわずか数時間という早業ですが、実態はジョークサイトとなっています。ただし、利用者からはただのジョークにとどまらないほどさまざまな意見が寄せられる結果となりました。
mimicは8月29日にサービスを公開しましたが、8月30日になり「ベータ版では不正利用(※)を防ぐ仕組みが不十分である」としてサービスを一時停止。不正利用に関わる課題を改善できた場合は、正式版としてあらためてリリースする予定としています。
※利用者が著作権を保持していないイラストを、著作権者の許諾なくアップロードすること(あくまで利用規約違反という意味で、現行の著作権法ではAIサービスに学習させるための利用は著作権侵害とはなりません)
そんなmimicの停止から数時間後、「クローンアプリのninicを作りました」と新サービスがリリース。「AIを活用して描き手の個性が反映されたイラストメーカーを自動作成できる」「完全匿名で利用できます」など、mimicと同等の機能を持っているかのように書かれています。
しかしその実態は、イラストをイラストを選択して「学習開始」ボタンを押すと待ち人数が2万~5万の間でランダムに表示されるだけ。ただのジョークサイトでした。
これを見た人たちからは、「後で試してみよう」「釣られた」「ネットリテラシーテスト」といった声の他、「そのうち規約も運営もガバガバの野良イラストAIが叛乱するのは想像に難くない」「mimicを潰したら今後こうなるのは目に見える」「今回はネタやった訳やけども、現実としてこれが起きる可能性は十二分にあるよな」「問題提起としてめちゃくちゃ面白いとおもた」などmimic停止に対するアンチテーゼ的な捉え方をするひとも見受けられました。
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