「空港では絶対知らない人の荷物を預かるのダメ」注意喚起広まる 知らぬうちに麻薬の運び屋にされるケースも(1/2 ページ)
預かった荷物に麻薬が入っていたことで、重罪となった事例があります。
「空港では、絶対に知らない人の荷物を預かってはならない。荷物に麻薬などが入っていて、犯罪に巻き込まれるケースがあるから」といった注意喚起がTwitterで注目されています。
話題のきっかけは、「旅先で荷物が増えて搭乗時に超過料金を払えず、空港に居合わせた他人に荷物を持ってくれるよう頼んでしのいだ」という体験をつづったツイート(現在は削除)でした。それが拡散された事態を危ういとみて、留学エージェント「カナダ留学コンパス」の末永(@canada_compass)さんが、あらためて「絶対に知らない人の荷物を預かってはダメ」と警鐘を鳴らしました。
その理由は、麻薬を忍ばせた荷物を他人に預けて、運び屋に仕立て上げる犯罪手口があるため。外務省のサイトにも、「旅先で知り合った男性に預かったみやげ物にマリフアナが入っていた」「他人から預かった荷物が検査にひっかかって麻薬が発見され、現行犯逮捕で有罪判決を受けた」といった事例が紹介されています。
末永さんは、自分の荷物にこっそり麻薬を仕込まれるケースもあるので、絶対に目を離さないようにと注意を呼びかけています。「『荷物番を断るのは失礼かも』と思うかもしれないが、頼まれたら『常識がない人なんだな』と考えてさっさと離れましょう」と、重ねて強調しました。
注意喚起は「自分だったらつい受けてしまうかもしれない。肝に銘じないと」などと、多くの人に響いた様子です。「『中身を盗まれた』と言いがかりをつけられる可能性もある」「逆に、相手が知人だとしても、当然ながら家族同行者以外に荷物を預けてはいけない」といった意見も上がっています。
協力:末永(@canada_compass)さん
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