「ストIII 3rd」稼働23年目にして、禁断の「隠れドラ○もん」を実機で見る方法が確立されてしまう 「こんなのあったのか」「すごすぎる」と話題に(1/2 ページ)
開発者もまさか見つかるとは思っていなかったはず……。
1999年の稼働開始以来、今なお格闘ゲームファンの間で高い人気を誇る名作「ストリートファイターIII 3rd Strike(ストIII 3rd)」。その背景にこっそり仕込まれていた「ド○えもん」を見る方法が、稼働23年目にしてついに発見されて話題になっています。確かにこれは紛れもなく「ド○えもん」……!
発見したのは、YouTubeなどで「ストIII 3rd」の検証・解説動画を投稿している“ぷらす”(@crystal_cube99)さん(YouTubeチャンネル)。9月8日に投稿されたツイートは現在までに5000回以上リツイートされており、ゲームファンから「なんじゃこりゃ」「こんなのあったのかww」など驚きの声があがっています。
問題の「ド○えもん」の隠れ場所は、1人用モードのラスボスである“ギル”ステージの背景。ただし、通常のゲームプレイでは背景のレイヤーに隠れてしまっており、内部データ的には存在を確認できても(※)、実際のプレイで見ることは不可能――と、これまでは考えられていました。
※ちなみにこれを発見したのもぷらすさん(2011年に投稿された検証動画)。このときはツールを使って背景の座標を書き換えることで無理やり表示させていた
今回ぷらすさんが報告したのは、このド○えもんを“実機で”見る方法です。ぷらすさんはまず、「ギルステージで対戦できるバグ技」を使い(※)、「ギルステージで春麗vsアレックス」という状況を作り出します。
※ストIII 3rdでは通常、乱入した側のキャラクターに合わせて対戦ステージが決まってしまうため、対戦でギルステージを使うにはバグ技を使うしかない
そして対戦がスタートしたら、さらにいくつかのテクニックを組み合わせることで「アレックスを踏みつけた春麗が無限に上昇を続ける」というバグ技を発動。あとはそのまましばらく放置しておくと、やがて突然画面が上にスクロールを始め、レイヤーがずれて本来実機では見えるはずのなかったド○えもんが見えてしまう――というわけです。
意外すぎるところに23年も隠れていたド○えもんですが、映像で確認すると、丸っこいボディーやとぼけた表情など、限られた色数・ドットサイズながらもしっかりと特徴を捉えており、誰がどう見てもド○えもんそのもの。よくよく見るとヒゲがないので、一応「ド○えもんに限りなく似た別の何か」という可能性もなくはないですが……。
ネット上ではこの発見を受け、「何でよw」「これはあかんやろ(笑)」と驚いたりあきれたりする声が多数。また「すげえ執念…」「こういうの見つける人すごすぎる」など、ぷらすさんの執念をたたえる声も多くみられました。
なお、ぷらすさんの検証によれば、この方法が可能なのはアーケード版と「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション」(PS4、Switch、Xbox One、Staem)収録版の2種類とのこと。他にはPS2やドリームキャスト、PS3(ONLINE EDITION)などにも移植されている「ストIII 3rd」ですが、これらのバージョンでは同じ方法を使っても、春麗が途中で落下してしまったり、無限上昇に成功しても背景が上にスクロールせず真っ暗になってしまったりしてド○えもんは見られなかったそうです。
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