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「脅迫状かと思った」――重すぎる“ガリウス愛”でもぎ取った、「KONAMIアクション&シューティングゲームコンテスト」大賞作品は「ガリウスの迷宮 リメイク」(1/2 ページ)

ならむらさんが今後公式に「ガリウスの迷宮」リメイクを手掛けることに……?

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 KONAMIのゲーム作品を題材としたゲーム企画コンテスト「KONAMIアクション&シューティングゲームコンテスト」の授賞式が9月16日、「東京ゲームショウ2022」開催中の幕張メッセで行われ、既に発表されていたファイナリスト5人の中から、“ならむら”さんの「ガリウスの迷宮リメイク」が見事大賞に選ばれました。

 「がんばれゴエモン」や「グラディウス」「ツインビー」など、過去にKONAMIから発売されたアクション・シューティングゲームを題材に新しい作品を企画するというコンテスト。最終選考には、RF丸山さんによる「スターソルジャー リヴァイヴ マルチバース」大江しんいちろうさんによる「令和版パロディウス」ケン・ニイムラさんによる「ツインビー LOOP! 光と闇の惑星の謎!!」、やなぎさんによる「Re:プーヤン ブタと人とオオカミの終わりなき攻防」、そしてならむらさんによる「ガリウスの迷宮 リメイク」の5作品が選ばれていました。

 そんな中、大賞に選ばれた「ガリウスの迷宮 リメイク」は、MSX時代の名作として知られる「魔城伝説II ガリウスの迷宮」を現代によみがえらせるという企画(※ファミコン版の「大魔司教ガリウス」はまた別)。選考にあたった担当プロデューサーの上野亮作さんによれば、表紙をめくると黒地に赤文字で大きく「ガリウスは渡さない」と書かれており、見た瞬間「脅迫状!?」と驚いたとのこと。

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 とにかく「企画書の圧がすごくて、あんなの初めてでした」と上野さん。もちろん、単にガリウスへの愛情や「作りたい」という気持ちだけでなく、ガリウスという作品がどういうゲームで、どこが面白いのかもしっかりと分析されており、そこも受賞の決め手となったようです。大賞賞金は200万円、さらに今後、商品化を目指せる企画にはKONAMIから正式に制作のオファーもあるとのこと。

 ならむらさんといえば、インディーゲーム制作チーム「NIGORO」のリーダーとしても知られていますが、そもそもNIGOROが生まれたのも、ならむらさんが当時運営していたMSXファンサイトで意気投合した3人が「自分たちが大好きだったMSXのゲームが、もしあのまま進化を続けていたら」という思いから、自作ゲームの開発を始めたのがきっかけ。今やNIGOROの代表作となった「LA-MULANA」も、ある意味では「ガリウスの迷宮」の“非公式”オマージュともいえる作品でした。

 

【9月17日0時15分追記】プレゼン資料の画像を追加しました

 16日夜に行われたならむらさんのYouTube配信で、応募時に使用したプレゼン資料やモック映像などが公開されました。

一次選考用プレゼン資料(一部)

二次次選考用プレゼン資料(一部)

モック映像

※画像はならむらさんのYouTube配信より

ならむらさんによるYouTube配信

 

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