【漫画】60年連れ添う老夫婦、不器用なじいさまが妻へプレゼントを贈ったら…… ばあさまの斜め上の反応に「フヒヒッ」と笑ってしまう(1/2 ページ)
2人の関係にニマニマしちゃう。
長年連れ添った老夫婦が、まもなく迎える結婚記念日。日頃の感謝の気持ちを伝えるために妻へプレゼントを贈る不器用なじいさまと、ひそかな思いを胸に秘めるばあさまの漫画がTwitterで話題になっています。投稿には記事執筆時点で3万8000件を超える“いいね”とともに「じいさまかわいい」「尊い」といった声が次々に寄せられました。
作者は、漫画家のしまだ(@simada108)さん。話題の作品は、60年連れ添ったじいさまとばあさまのお話です。
ばあさまの両親は「女性は男より三歩下がって歩くべし」という、昔ながらの考えを持った人でした。そのためか、ばあさまはじいさまがこれまで何をしようとも黙って後ろをついて来てくれました。しかし、じいさまはそのことが気掛かりな様子。そんな時代錯誤な考えのままでは、ばあさまから離婚届を突き付けられてしまうのでは……と不安に感じているのです。
熟年離婚など絶対に耐えられないながらも口に出せずにいるじいさまは「『実は嫌いでした』なんて絶対いやだぁ!! 泣いちゃう!」と心で叫びます。そこで、結婚記念日が近いこともあり、じいさまはばあさまに日頃の感謝を伝えるプレゼントを贈ることに。ちょうどテレビで特集していたスイーツギフトをプレゼントすることにしました。
ギフトを購入するため、じいさまは百貨店を訪れました。店内は多くの女性客でにぎわっており、じいさまは場違いではないかと緊張してしまいます。しかし、「わかんねえから適当に詰めろ!」と店員さんに圧をかけるような人には絶対になりたくないじいさま。目を閉じ心を落ち着かせ、目当ての店まで歩みを進めます。
ようやくたどり着き、店員さんに「何かお探しですか?」と尋ねられたじいさまは「これを」と震えつつギフトセットを指さしました。「ご自宅用ですか?」と聞かれ「贈答用で… 妻に…」と頬を赤らめて答えるじいさまに、店員さんは「きっと奥様喜ばれますよ!」と笑顔を向けてくれました。
帰宅すると「おかえりなさい」と出迎えたばあさまから「どこへいってらしたの?」と聞かれたじいさま。しどろもどろになりながらも「こ、これ…… 結婚記念日に」と早速買ってきたギフトスイーツをそっと手渡します。真っ赤な顔でうつむき「こ、好みじゃなくて食べなかったらおれが食うから…」とたどたどしく思いを伝えるじいさまに、ばあさまはというと……?
「じいさま萌え~~!!」「きゅんですきゅんです! クゥ~~~!」と、決して口には出さずとも内心の荒ぶりが止まりません……! 実はばあさまは、じいさまが男尊女卑の古い価見に戸惑い、いつでもばあさまを自分と平等に見てくれていたことに気付いていたのでした。しかも、今手渡されたスイーツギフトは、お昼のテレビで特集していたもの。自分のためにわざわざ都内のお店まで行ってくれたじいさまに「いじらしすぎるっつーのお!」と萌えが止まりません。
“じいさま萌え”が顔に出ないよう、落ち着いた様相で「ありがとう、とってもうれしいわ」と感謝を伝えたばあさま。するとじいさまは花が咲くような笑顔で「そ、そうか!」と喜んでくれました。そんなかわいすぎる反応に、ついつい「フヒヒッ!!(声出ちゃった)」と荒ぶりが止まらないばあさまなのでした。
この漫画には「優しさにほっこりじいさま~」「かわいすぎます」「こんなおじおば夫婦になりたい」「店のお姉さんも秘かに萌えてるんじゃねぇかと……」といったコメントが寄せられています。熟年離婚の心配は全くなさそうな、すてきな夫婦のお話でした。
しまださんは、Twitterアカウント(@simada108)で元気なばあさまの漫画を数多く公開しており、作品をまとめたKindle本『元気なばあさま! まとめ』を無料配信しています。また、単行本『おっさん魔王とニート勇者』『ねこへん ~ねこと編集~』『ママの推しは教祖様 ~家族が新興宗教にハマってハチャメチャになったお話~』も販売中です。
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