「燃える闘魂を決して忘れない」 ガリガリのアントニオ猪木さん、生涯最後の“サプライズ”がちゃめっ気たっぷり(1/2 ページ)
最期まで”らしさ”を貫きました。
10月1日に訃報が伝えられたアントニオ猪木さんのYouTubeチャンネルで10月6日、「アントニオ猪木からのサプライズ」と題された動画が公開されました。逝去の10日前となる9月21日に撮影された当該動画では、猪木さんが視聴者に向けて生涯最後の“サプライズ”をしかけています。
猪木さんのYouTubeチャンネルでは、逝去当日となる10月1日に「最期の言葉」と題した動画を公開。ベッドから自力で起き上がれないほど衰弱した猪木さんが登場し、「まだまだ猪木さんに先頭走ってもらいたい」と若干の涙声で告げた撮影スタッフに、「この声が一番俺の敵なの」「でも敵がいる限りいいじゃないですか」と弱音も混じりつつ文字通り“最期の言葉”を伝えていました。
10月6日に投稿された動画は、前回の続編にあたる内容となり、「(何かを)食べたいと思うことはあるんだけど、実際に並べられるともういいやって」、「(体重が)いきなり10キロ落ちた」と体調がさほど芳しくないことを断片的に報告。
撮影担当とのやりとりの最中に水を飲もうとした際、喉の筋肉の衰えが甚だしくストローを吸うことができないため、介護スタッフに吸入させてもらうなど、全身の余力がもはやほとんど残っていないことをにおわせていました。
スタッフ一同が対談を終え、病室を出て話していると、猪木さんが車いすに乗せられて再度登場。シャーベット状に細かく砕かれた「ガリガリ君」をひとさじ口にし、スタッフを大いにビックリさせ喜ばせていました。
猪木さんの所属事務所が後日明かしたところによると、“ガリガリの猪木がガリガリ君を食べる姿”を見せて、視聴者をアッと言わせたかったとのこと。最期まで誰かを驚かせようとユーモアたっぷりに考えていた猪木さんに、スタッフは「燃える闘魂 アントニオ猪木を私たちは決して忘れない」というテロップで応えていました。
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