浅野いにお漫画『零落』が映画化決定 “元”売れっ子漫画家に斎藤工、監督は竹中直人
書き下ろしのイラストも公開されました。
浅野いにおさんの漫画『零落』が映画化決定。監督は、俳優や歌手として活動する竹中直人さん。主人公の深澤薫役を演じるのは斎藤工さん、物語の鍵を握るつかみどころのないミステリアスな風俗嬢・ちふゆを演じるのは趣里さん、漫画編集者の町田のぞみを演じるのはMEGUMIさんです。
『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で2017年7月から連載された『零落』。8年間連載してきた漫画が完結し、“元”売れっ子漫画家となり、敗北感にとらわれ孤立する深澤とちふゆの出会いが描かれます。
「サヨナラ COLOR」や「ゾッキ」などの監督を務めた竹中さんにとって、「零落」は監督作10本目となる作品。初めて同作を書店で見かけた際に、「『…映画にしたい…!《零落》を絶対に映画にしたい!』と心が叫んでいた」と切望していたそうで、「浅野いにおが描いた《零落》を絶対に映画にする! それだけの思いでぼくは一気に走り出した! うおー!!!」と映画化に向け走り始めたことを熱くコメントしています。
同作が浅野さん作品の中で特別な位置づけだという斎藤さんは、「これはあなたの物語なのかも知れません。劇場で味わって頂けたら幸いです」と深澤を演じる中で、全ての人間に通ずる共通点があることをコメント。
趣里さんは、「ちふゆは今どこでなにをしているのか、撮影が終わった今でも想像してしまうほど、濃密で、素敵な時間でした」と回顧。MEGUMIさんは「大人の思春期に真っ直ぐ向き合った今作が、観た方の日々をそっと照らします様に」と願いをつづりました。
映画化に伴い、ちふゆが歓楽街にたたずんだ書き下ろしイラストも公開されています。
なお、浅野さんのYouTubeチャンネルの生配信では、同イラストはゲームエンジンを活用した背景を取り入れたオリジナル作であることをコメント。念願だったという自動販売機がメインのイラストが完成したことを伝えていました。
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