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「そんな馬鹿なことがあるか」 麦味噌は「味噌」と名乗れない→投稿が拡散で保健所の通達取り消しに 店主が当時の心境を吐露(1/2 ページ)

パッケージにも「味噌」の2文字は使用できないと言われたとのこと。

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 保健所の通達により、麦味噌が「味噌」と名乗れなくなるーー。老舗味噌メーカー「井伊商店」の三代目店主である井伊友博さんは愛媛県が指導文書を取り消したことを受け、Twitterで現在の心境と支援者らに対して感謝の言葉を述べました。

三代目店主の井伊友博さん(画像はTwitterより)

 井伊商店らが愛媛県に提出した要望書によると、8月25日に保健所の食品監視グループが来店し、原材料に大豆を含まない麦味噌は「麦味噌」と名乗れなくなり、パッケージにも「味噌」の2文字は使用できないと言われたとのこと。

 井伊商店らは要望書のなかで、「昔から変わらず同じ製法で仕込んでいる味噌が『味噌(みそ)』と名乗れなくなることに対して、大変困惑しております。それはお客様も同じだと思います」とつづっていました。

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要望書(画像はTwitterより)

 井伊商店が10月26日にTwitterで、要望書の写真とともに「もしよかったら、拡散していだけると幸いです」と拡散を呼びかけたところ、投稿は約2.8万リツイートを集めるなど、問題は広く認知されることに。その結果、11月4日の夕方ごろ、急に指導が取り消されることになったといいます。

 井伊さんは動画のなかで、これまでの経緯について「当店の味噌が『味噌』と名乗れなくなるなんて『そんな馬鹿なことがあるか』と思い、半分無視していた」「11月11日までに改善しなければ、この事実を公表する、それに従わなければ課徴金といって罰金のようなものを納付してもらうと言われて、怖くなりました」と振り返り。

 SNS上でのユーザーら支援者に対して、「TwitterなどのSNSでたくさんの方がいいねやリツイート、コメントを付けてくれたおかげで、たくさんのメディアに取り上げていただき、全国の人に知ってもらってそのおかげで取り消しになったと思います。皆さん、本当にありがとうございました」と語りました。

要望書(画像は公式サイトより)
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