「ドラクエ4」何でもありRTAが何でもあり過ぎて人気 セーブ中リセットのデータ破壊により30分で導かれる勇者たち(1/2 ページ)
10秒で終わる2章。
「ドラゴンクエスト4」(以下「DQIV」)の“何でもありRTA(リアルタイムアタック/クリアまでの時間を競う競技)”が、さまざまなデータ破壊を使った本当に何でもあり過ぎるプレイの末に30分でエンディングに到達するカオスぶりで人気となっています。これもうプレイヤーの方が進化の秘法使ってるでしょ。
このRTA動画を公開したのは、ピロ彦さん(@pirohiko)。なお、DQIVはバグ技などを利用しても、4時間以上かかります。従来ではありえないタイムでのクリアを実現できたのは、“サブフレームリセット”と“任意コード実行”という2つの技を使用したものによります。技術的なことは動画内の説明や、ピロ彦さんのブログをご覧ください。
動画では、第1章が始まったら即教会に向かいセーブした後タイトル画面に戻り、冒険の書のコピー中にリセット。うまくいくとキャラグラフィックや音楽がおかしくなった状態であらためて1章が始まり、他にも宝箱やイベント進行状況などさまざまなデータが狂った状態になっています。なんと気球まで所持。この気球を使ってカジノやメダル王へ行き、金策やアイテム調整をしたら気球でボスへ殴り込んで2章へ。なお、ホイミンはデータ破壊の影響により電子の藻くずとなりました。
続く2章はデータ進行状況の破壊により、開始位置から真っすぐ城から出たら10秒で終了。さらに3章も気球を使ってブランカへの洞窟に進み1分強で終了。2分程度で一気に4章まで進みます。4章は5章に向けた下準備のため世界中を飛び回ってアイテムを集めて5章へ。
5章は開幕で即毒沼に身投げすると、再開後パーティに勇者しかいないのになぜかホフマン脱退イベントが発生。さらにホフマンの代わりに勇者が抜けてしまい、0人パーティになってしまいました。詰み状態ですが、ここで特定のボタンを押しながらステータス画面を開くと任意コードが実行され、電源を入れ直すとラスボス撃破後の天空城から始まりエンディングに到達しました。
まさに何でもありなカオス進行の末、30分47秒でエンディングに到達しました。開幕から話が全てめちゃくちゃですが、サブフレームリセットによるデータ破壊と任意コード実行の合わせ技による、とんでもない記録でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.