スイス在住の3歳児が日本で2カ月暮らしたら、話す言葉はどう変わる? 5カ月間の記録に「適応能力すごい」「とても驚きました」(1/2 ページ)
子どもってすごい。
スイス在住でドイツ語を話す3歳の男の子が日本に長期滞在したときの言葉の変化を記録した動画がYouTubeチャンネル「Ami's Life スイス4人暮らし」に投稿されました。記事執筆時点で視聴数は110万回を突破し、1万件を超える“いいね”が寄せられています。子どもの順応力ってすごい……!
投稿者は、スイス人の男性と国際結婚をし、スイスに住んでいるAmiさん。2022年5月、Amiさんは3歳のミオくん、1歳のリノくん兄弟を連れて、日本に帰省し祖父母の家へ2カ月間滞在しました。すると、子どもたちに驚きの変化が起こったのです。
日本帰省前は、ミオくんはスイスドイツ語での会話が多く、日本語はちらほら出る程度でした。英語の曲を聴かせたときに英語を話すこともあり、無意識に言葉を使い分けていたようです。そんなミオくんが日本にやってきて1週間。初めはまだスイスドイツ語が強く混ざった会話をしていました。
3週間が経過すると、スイスドイツ語が混ざることなく日本語を話すように。みんなでカキを囲んで楽しく食事をし、人生初のカキを食べたときには「甘い!」と大人なコメントも飛び出します。
滞在が2カ月になると、ある程度の長さの文章を話したり自分の意思をしっかりと伝えたりできるようになりました。車に乗って保育園でおいしかったものや楽しかったことをお話してくれるミオくんは、ウイットに富む表現もスラスラと披露しています。
2カ月の帰省を終え、スイスへ帰国したAmiさん親子。空港まで迎えにきたパパは笑顔でミオくんを抱き上げ話し掛けてくれましたが、ミオくんは久しぶりのスイスドイツ語に少々混乱しているようです。スイスの自宅に帰ってからも、パパに日本語で話し掛ける姿がありました。
帰国後3日がたっても、スイスドイツ語を理解しているものの口からは出てこないミオくん。この日はおじいちゃんやおばあちゃんが遊びに来てくれましたが、ミオくんが日本語を話すため2人は「???」となってしまいました。
しかし、帰国後1カ月がたった日の食事風景をのぞいてみると……? ミオくんは日本語も話しながらスイスドイツ語もよどみなく話しています! ママとは日本語で会話をし、パパの質問にはスイスドイツ語で答えているミオくんは、2カ月の日本滞在の結果両方の言語で自分の言いたいことを表現できるようになったようです。Amiさんいわく、おおよそ2週間で言語が戻ったとのこと。すごい!
また、ミオくんは日本からスイスに戻ったあと、これまで以上に弟のリノくんのお世話を積極的にするようになり、ご飯を食べさせたりミルクを持ってきたりとお兄ちゃんらしくなったそうです。2カ月の日本滞在は、ミオくんの心に大きな変化をもたらしたようですね。
驚きの変化を捉えた動画には「ミオくんの環境への適応能力すごいですね。言語は年齢が低いほど適応能力が早いと言われてますが、パパとママで言語を使い分けて話せるなんてすごいですよね」「ママの日本語を聞いてるせいか、ミオくんの話す言葉はとても優しいですね」「ミオくんの『おにぎり食べられなかったわ…』で全て許せるくらいかわいい(笑)」といったコメントが寄せられています。
Amiさんは、YouTubeチャンネル「Ami's Life スイス4人暮らし」やInstagramアカウント(@amislife_gloor)で、家族の日常風景やスイスでの生活の様子を発信しています。
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