コミケでも“ぼっち”かよ！　「ぼっち・ざ・ろっく！」作者、アニメ化で人気超加熱→サークルが会場外へ急きょ放出「非の打ち所がない」（1/2 ページ）

　同人誌即売会「コミックマーケット101」（C101）が東京ビッグサイトで開催。1日目となる12月30日に、人気アニメ「ぼっち・ざ・ろっく！」（以下、「ぼざろ」）原作者である漫画家・はまじあきさんのサークル「BLANK802.」が“会場外に急きょ移動する”という事態が発生しました。コミケあるあるですね。

　「ぼざろ」は『まんがタイムきららMAX』にて2018年から連載中の4コマ漫画。動画投稿サイトで名を馳せる“ギターヒーロー”こと極度の人見知りである女子高生・後藤ひとりが、メンバー募集中だったガールズバンド「結束バンド」へと加入したことをきっかけに成長していく、コメディありエモありの内容となっています。

　同作は2022年10月から12月にかけてテレビアニメ化。「CloverWorks」が制作を、「TIGER & BUNNY」「刀剣乱舞-花丸-」などを手掛けた吉田恵里香さんがシリーズ構成と脚本を担当しており、元「フォーエイト」の音羽さんによるOP曲「青春コンプレックス」、「tricot」の中嶋イッキュウさんによる「カラカラ」、「the peggies」の北澤ゆうほさんによる「なにが悪い」などのED曲の効果もあり、同クールの作品中で高い評価を得ました。

　アニメの成功に伴って原作者人気も倍々で増えた結果、はまじさんがコミケ初日開場前の9時ごろに、運営側と協議してサークルスペースを会場外に急きょ移動すると発表。

　事前予測が不可能なほど大量の購入希望者が殺到することを見越しての緊急措置であり、「並んでる方々1人でも多くの方に新刊セットを手に取っていただきたく思い、この判断に至りました。重ねて 誠に申し訳ございません。大変心苦しいのですがご協力、ご了承のほど何卒よろしくお願いいたします」とコメントしていました。

　西館の2ホールに当初位置していたはまじさんのサークルスペースは、約1時間ほどで少し離れた南館手前まで移動。他のサークルが全く存在せず、広々とした屋外にテーブルや段ボール箱がポツンと置かれた写真へ、「場所動かすとは聞いていたけど、まさかぼっち・ざ・すぺーすになってる」「ある意味ぼっちの極みみたいな光景なの面白い」「非の打ち所がない程のぼっち」などのツッコミが嵐のように沸き起こる事態に。

　はまじさんのサークルは予想通り、長蛇の列が発生し開場から1時間たたないうちに全頒布が終了。はまじさんによると、新刊やアクリルスタンドなどは後日委託通販の措置を取るとのことです。このワンチャンに賭けるしかないな！