居酒屋で飲むとうまい、あの「あらごし」シリーズがオンラインで買える! “酒ガチ勢”が絶品アレンジレシピを考えてみた
お店のカクテルのようなリッチな一杯を、お家でも楽しむアイデアをご紹介。
日本酒の酒造が全力で造った、フルーツスムージーみたいなお酒……この一文だけですでに魅力しかない、極上の果実リキュールがあるのをご存じですか?
奈良県にある、創業130年の老舗・梅乃宿酒造さんが製造する果実リキュール。「あらごし」シリーズといえば見たことがある方もいるのではないでしょうか?
長らく居酒屋などへの卸売がメインで、個人で楽しめる機会が少ないレアなお酒だったのですが、なんと2022年7月にオンラインショップがリニューアルオープンしていたのです! 日本全国どこへでも、気になるお酒を取り寄せてお家で味わえるようになりました。
そこで、品ぞろえ豊富な梅乃宿酒造公式オンラインショップの中でも、お酒好きライターが特におすすめする果実リキュールはどれ? 今回はそんなテーマで人気の果実リキュール7種類をレポートしていきます。
申し遅れました、筆者は日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA(日本酒の資格)などを有する、酒のオタクガチ重課金青天井勢です。家にワインセラーが2つと酒用冷蔵庫が1つ、それにおさまってない酒が100本くらいあります(酒の妖怪みたいですね)。フルーツも大好きなので、こうして飲み比べられるのはとってもワクワクします。
この記事では7種類の味わいのほか、後半では簡単な材料でできるアレンジアイデアもご紹介しています。お酒好きな大人の皆さんなら、記事を読み終えたらきっと飲みたくなるはず……!
人気の7種類を飲み比べしてみた
さて、さっそく味わいを紹介していきましょう。そのままの口当たりや味わいをレポートするため、まずはストレートで飲んでみます。
今回届いた果実リキュールはアルコール分7%から15%ですが、ほかの果実リキュール商品の中には5%程度の商品もあるとのこと。ストレートはもちろん、ロックでも、炭酸などで割るのもおすすめです! 皆さんは自由な飲み方で楽しんでみてくださいね。
まずは一番人気という「あらごし梅酒」からいただきます。
梅酒は通常、焼酎のような高アルコールのお酒に漬け込んでエキス分を出すのですが、こちらは日本酒の酒造さんが造っているだけあって、原材料として「日本酒」が使用されています。この造りはけっこうレア!
そのおかげで香りや口当たりの繊細さも特徴的なのですが、とにかく注目していただきたいのがこちら……!
写真からでもわかる、この……「果肉ごっそり入ってますよ」感!! 黄色い梅の実をかじってみた~い! という欲求を120%満たしてくれる、それでいてバランスのいい梅酒です。自分が行く居酒屋にある梅酒、ぜんぶ「あらごし梅酒」であってくれと思いました。
続いてこちらも人気商品という「あらごしもも」。写真の720ml瓶に、白桃が「丸々ひとつ」入っている計算だそうです。時代が時代なら王様に献上されるやつでは?
ピーチネクターのような甘々&ドロドロを想像していたのですが、意外にもすっきりしていて、桃特有のほろ苦い部分まで丸ごと味わえます。
「トロトロに熟れた桃を頬張るのが好き」「全力でかぶりつきたいからシンクの上や風呂場で桃を食べている」「汚れてもいいようになるべく薄着&前傾姿勢で食べる」という筆者のような方、あと普通に桃が好きな方におすすめです。
こちらは「あらごしみかん」。一口飲んで、ジュース界で常に「オレンジジュース」と「リンゴジュース」がツートップな理由が分かりました。柑橘の果汁って、やっぱりレジェンド的存在。脳がうまいと言っている。
続いて「あらごしれもん」をいただきます。レモンのお酒って、めちゃくちゃ酸っぱいんじゃないか……? とおそるおそる飲んだものの、さすがは明治時代から続く酒造さん。飲みやすいバランスが絶妙に保たれている上に、レモンピールのほろ苦さもしっかりと感じます。
梅乃宿酒造さんとしては、割材と合わせて飲むことをおすすめしている一品とのこと。冷たい炭酸で割ってサワー風に飲むのはもちろん、温かい紅茶に入れてレモンティー風にしてもおいしそうです。アレンジの想像も広がります。
なんと720mlの中にりんごが5個分使われており、「それはもうリンゴそのものなのでは?」と突っ込みたくなってしまう「あらごしりんご」。先ほどジュース界のパワーバランスについて触れましたが、みかん同様、りんごもさすがにブレがない。おいしさが“速い”。
ちょっとダークホース感ある「あらごしジンジャー」。これは……すごいぞ……! 市販の「辛口」と呼ばれるジンジャーエールを遥かにしのぐ刺激で、この濃厚さはもはや「生姜ピューレ」と呼んでも差し支えないのでは。
ジンジャーそのものの味わいがお好きな方には心からおすすめですが、こちらも割材と合わせて飲むことがおすすめされている一品です。筆者からもこの後、いちおしのジンジャーアレンジをご提案しますので、しばらくこのままお読みください。
最後に「ゆず酒」。こちらは「あらごしシリーズ」ではないものの、720mlで7個ぶんの柚子を丸絞りした果汁が入っているとのことで、果実感では他に引けを取りません。むしろものすごい「ゆず感」。
ふだん冬にしか感じられない、旬の柑橘を割った瞬間のあのハツラツさと、爽やかな酸っぱさを全力で楽しむ1本です。公式HPに「蜂蜜を加えても」と記載があったのですが、そりゃあ……うまいでしょうよ!!
酒のエキスパートが選ぶ(個人的)MVPリキュールは?
今回いただいた7種類の中で、筆者が個人的に推したい2品がこちら。
「あらごしみかん」と「あらごしりんご」です。幼いころから飲み慣れた果汁味で、飲みやすさが段違いという理由もあるのですが、ちょっとこちらをご覧ください。
今回飲んでみた7種類の中で、とにかくフルーツの果肉を感じられる「食べるお酒」だったのがこのふたつ。幼少期、ストロベリー味のアイスに入っているピューレ部分をほじくり返して食べていた筆者にとって、そのままの果肉を噛み締められるお酒は至福以外の何者でもありません。
「あらごしりんご」の飲み口は、まるでりんご農家さんが絞ってくれたストレート果汁のようで、何度飲んでも飽きのこない味わいです。
それぞれアルコール度数は7%と、市販の缶酎ハイ程度ですが、うっかりすると丸一本飲み干してしまいそうで本当に要注意です。それくらい飲みやすくておいしい。
アレンジレシピを考えてみました
さて、ストレートでもとってもおいしいのですが、割っても楽しめるのがリキュールのいいところ。
今回は人気の「あらごし梅酒」「あらごしもも」、そして筆者の希望で「あらごしジンジャー」3種のアレンジレシピを考えてみました。
「あらごし梅酒」アレンジレシピ
・梅大吟醸
よく冷やしたあらごし梅酒:純米大吟醸酒を1:1で混ぜるだけ。
梅酒の日本酒割り? それとも日本酒の梅酒割り? 梅酒と日本酒がお互いを引き立てる、複雑だけれど心地のいい「W主人公」カクテル。
今回使用したのは梅乃宿酒造さんの「Unfold SAKE」。爽やかな香りと、ほのかな甘みが、梅の濃厚な香りと調和します。材料に日本酒を使用しているあらごし梅酒だからこそ、この一体感が味わえます。
・梅ローズマリー
ロックグラスにかち割り氷を詰めて、あらごし梅酒を30ccほど注ぎます。そこにフレッシュなローズマリーを飾るだけです。
梅とローズマリー、実は香りの相性が抜群。添えるだけでハーバルな香りが楽しめる、クラフトカクテルのようなアレンジです。
ローズマリーは軽く手で叩いたり揉んだりすると、香りがよく出ますよ。
・みぞれ梅
あらごし梅酒を冷凍可能な保存容器に入れ、一晩凍らせます。たまに容器を振って中身を混ぜると、味や凍りムラがなくなります。
日本酒を氷温で冷やして、冬の「みぞれ」のようにする「みぞれ酒」という飲み方をご存じでしょうか。あらごし梅酒を冷凍すると……トロトロ&シャリシャリ食感のぜいたくデザートカクテルに!
凍らせたことで甘さは控えめに、酸味はより爽やかに感じられます。夏にいただくのもいいですが、真冬に温かいお部屋で味わったら……もう「HAPPY NEW YEAR!!」って感じ(??)。
「あらごしもも」アレンジレシピ
・あらごしももヨーグルト
グラスに氷を入れたら、あらごしももと、飲むヨーグルトを1:1で混ぜるだけ。仕上げにミントを飾ります。
桃とヨーグルト。もはや説明しなくても「おいしい!」が伝わるはず。なるべく真似しないでほしいですが、朝から飲めちゃいそうな甘酸っぱいローアルコールカクテルです。
先に飲むヨーグルトを入れておき、上からゆっくりとあらごしももを注ぐと、きれいなマーブル模様になりますよ。
・あらごしももパフェ
市販の桃ゼリーをフォークでくずし、あらごしもも大さじ1程度を混ぜ合わせます。その上にアイスクリームやベリー、オーブンで焼いたパイシートなどを盛り付け、仕上げにあらごしももを適量回しかけて完成。
果肉感たっぷりのリキュールなら、いっそパフェの材料にしてみてはいかが? というご提案です。パフェグラスにアイスクリームを盛ったら、甘さ控えめのクリームやベリーを飾り、フルーツソース代わりに(!)あらごしももを回しかけます。とろけるアイスクリームと桃、アクセントは甘酸っぱいベリー。
市販の冷凍ベリーや果肉入りゼリーは簡単に手に入る上、見た目もとってもかわいくなるので、ぜひお友達やご家族と大人のパフェを楽しんでみてくださいね。
・あらごしももマスカルポーネ
あらごしもも100mlにマスカルポーネチーズ50gを入れ、塩をほんのひとつまみ加えたらブレンダーなどでよく混ぜます。エクストラバージンオリーブオイルを数滴を垂らして黒胡椒を散らし、仕上げにバジルを飾ったら完成。
白桃の季節になると話題になる「桃モッツァレラ」のカクテルバージョンです。オリーブオイルと桃の香りが気持ちよく調和して、ほんの少しだけ加えた塩が甘さを引き立てます。
前菜でありつつもデザートのような、不思議な飲み心地です。
「あらごしジンジャー」アレンジレシピ
・あらごしジンジャーチャイ
濃いめにホットミルクティーを淹れ(おすすめ茶葉はアッサム)、お好みの量のあらごしジンジャーを加えます。お好みでシナモンパウダーを加えてもおいしくいただけます。
あらごしジンジャー、炭酸で割ってジンジャーエール風にしても、お湯で割ってホットジンジャーにしてもおいしいのですが、筆者のおすすめはこのアレンジ。手軽にできるホット・チャイ風です。
あらごしジンジャーは割り材としても本当に優秀! あらごし梅酒やあらごしもも、あらごしりんごなどにもほんの少し足すことで、スパイシーに味変できる万能アイテムです。
オンラインショップを利用する時によくある「これが欲しいけど、1本だけ買うのもな……なにかついでに買おうかな……」と迷った際は、迷わずあらごしジンジャーがおすすめです。
フルーツそのものを味わえる、梅乃宿酒造の「果実リキュール」
今回は定番7種類をご紹介しましたが、新登場の「あらごしパイン」や、フルーツを絶妙な配合でブレンドした「あらごしみっく酒」も必見。噂によると、果肉感がブーストされた“ほぼフルーツ”なお酒も存在しているとか……?
果肉好きの筆者は「あらごしみかん」と「あらごしりんご」が特にお気に入りですが、どれも香料などに頼らず、果実そのもののおいしさを最大限に表現しているのが大きな魅力。 お酒好きな方はもちろん、フルーツが好きな方はぜひ試してみて~!! と声を大にして宣伝したくなるお酒でした。
梅乃宿酒造公式オンラインショップでは、新年を彩るとびきりお得な新春企画「#ワクワク新春祭」を1月31日までの期間限定で実施しています。この記事で紹介した果実リキュールもお得に買えるのでぜひチェックしてみてくださいね。
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提供:梅乃宿酒造株式会社
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