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献血行ったら“新兵器”出てきた 血管が見える謎のライトが話題に、導入した赤十字血液センターに話を聞いた(1/2 ページ)
業務効率化に役立っているようです。
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献血に行ったら“血管が見える謎のライト”が出てきたと話題になっています。このライトはいったい何なのか、話を聞きました。
このライトについて投稿したのは、エリー号さん(@super_ery)。福井県赤十字血液センターで献血したところ、腕にライトを当てられました。するとこのライトにより、静脈のある場所が緑色に浮かび上がってきたのです。これはすごい。
血管が出にくいため苦労することが多かったというエリー号さんですが、このライトのおかげですぐに終わったそうです。このライトについて、話を聞きました。
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福井県赤十字血液センターによると、このライトはテルモの「VeinViewer(ベインビュア)FIex」という装置。以前は複数の看護師で血管の状態を確認していましたが、献血者の安全向上と採血決定までに苦労している状況を鑑み2019年4月から導入されました。近赤外線を用いて、静脈の太さや血管走行を可視化しています。
導入後は、目視では判断が難しく断っていた献血者からも採血できるようになった他、血管の選定時間短縮による効率化、看護師が安心して作業できる精神的な負担の軽減、細血管で献血できない人にも血管を一緒に確認してもらうことで理解してもらえるようになったなどの効果が得られたそうです。
なお、装置は補助的に使っており、看護師が目視で判断できる献血者については使用していないとのこと。また、この装置を使用しても、どのような細血管の人でも献血ができるようになるわけではないそうです。
画像提供:エリー号さん(@super_ery)
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