亡くなった「ジョン・ウィック」出演俳優へ敬意を キアヌ・リーヴス、真田広之らが“ブルーリボン”を付けプレミア登場(1/2 ページ)
シリーズを通してファンも多かった。
映画「ジョン・ウィック」シリーズのコンシェルジェ役などで知られ、3月17日に60歳で亡くなった米俳優のランス・レディック。20日に米カリフォルニア州のチャイニーズシアターで開催された同シリーズ4作目となる「ジョン・ウィック:コンセクエンス」のプレミアで、キアヌ・リーヴス、真田広之さんら共演者が胸に「ブルーリボン」を付け、ここまでともに作品を作り上げてきたランスへ敬意を表しました。
作中でランスが演じたコンチネンタル・ホテル・ニューヨークのコンシェルジュでジョン・ウィックに強い敬意を示すシャロン役はファンからも人気があり、ランスはシリーズ第5作も続投、またアナ・デ・アルマス主演のスピンオフ「バレリーナ(原題)」にも出演予定でした。
今回、同作出演者らが身につけた「ブルーリボン」は、青がランスの好きな色であったことから選ばれ、リボンに添えられたメモには「私たちの大切な友人、ランス・レディックへ敬意を表し、このロイヤルブルーのリボンを身につけていただくようお願いいたします」と書かれていたとのこと。
主演のキアヌ、裏社会のさらに地下組織を率いるNYの情報王バワリー・キング役のローレンス・フィッシュバーン、さらに日本のアニメや映画の影響がかなりあると述べられている同作において、大阪のコンチネンタル・ホテル支配人でジョンの旧友シマズ・コウジ役の真田広之さん、その娘で同ホテルコンシェルジュのアキラ役を務める日本人で初めて全英アルバム・チャート初登場3位を記録したリナ・サワヤマさんらも胸にブルーリボンを付けて登場しました。
まだ60歳という若さでありながら、ロサンゼルスの自宅で亡くなっているところを発見されたランス。死因はまだ特定されていませんが、自然死の可能性が高いとのことです。
キアヌとチャド・スタエルスキ監督は17日に共同声明を出し、「愛すべき友人で同僚のランス・レディックの死に、深い悲しみを覚え胸が張り裂けそうです。彼は見事なプロフェッショナルであり、一緒に仕事をすることへ喜びを感じていました」と深い悲しみを表し、「私たちの愛と祈りは彼の妻ステファニーと子どもたち、家族や友人とともにあります。この映画を彼との愛すべき思い出にささげます。心から彼を恋しく思うでしょう」と「ジョン・ウィック:コンセクエンス」をランスへささげると述べています。
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