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アイドルファンは活発で外向的、漫画・アニメファンはロマンチスト? 「推し活に関する意識調査」で明らかに(1/2 ページ)

特徴の違いが興味深い。

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 市場調査やセールスプロモーションを展開する「オノフ」は5月18日、全国の15歳から69歳の女性3170人を対象に行った「推し活に関する意識調査」の結果を発表しました。自分にとって推しがどんな存在なのか、推し活に励む人にはどんな特徴があるのかなど、多様な「推し活」の在り方について明らかにしています。

インターネット上で4月14日から4月16日に調査

アイドルファンは活発で外向的、キャラクターファンは空想好きで内向的

 現在推し活をしていると回答した人は、全体の42.6%。年齢が下がるにつれて割合は高まり、特に15歳から19歳の“Z世代”は77.8%と非常高い結果になりました。

 推しの対象は「j-popアイドル(男性)」が最も多く、「漫画・アニメ・ゲームの登場人物・キャラクター」「YouTuberなどのインフルエンサー」「k-popアイドル(女性)」と多岐にわたります。

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 推し活をする人の特徴は、ジャンルごとに大きく異なっています。例えば「k-popアイドル(女性)」を推している人は、「チームで協力して何かを達成することにやりがいを感じる」「飽きっぽい方だ」「注目の的になることは嫌いではない」が他のジャンルを推している人より高く、外向的で変化を好む傾向が見て取れます。

 同じアイドルファンでも「j-popアイドル(女性)」を推している人は、「人付き合いは得意(社交的な方)」という結果が突出しています。「自分の意見を主張することが多い」「多人数での行動が好き」など、集団の中で自分らしく活発に過ごす傾向があるようです。

 一方「漫画・アニメ・ゲームの登場人物・キャラクター(男性/女性どちらも)」を推している人は、「一人、または少人数での行動が好き」「謙虚な方だ」「ロマンチスト(空想家)な方だ」が他のジャンルよりも高い結果に。たくさんの人と交流するよりも、自分の世界を大事にする、内向的な傾向がうかがえます。

「推し活」ジャンル別の「推し活をしている人の特徴」

推しの存在は「癒やし」「憧れ」「ときめき」

 続いて、「推し活」をする女性にとって「推し」はいったいどのような存在なのかを見てみましょう。回答者全体では「日常に楽しみを与えてくれる」が52.2%と最も多く、「心に癒やしを与えてくれる」(52.0%)が僅差で続きます。3番目に多かったのが「心にときめきを与えてくれる」(40.6%)でした。

 ジャンルごとに見ると、「Youtuber等のインフルエンサー」を推している人は「日常に楽しみを与えてくれる」「心に癒やしを与えてくれる」「人生を豊かにしてくれる」が他のジャンルよりも高い傾向にあります。また、「k-popアイドル(女性)」を推している人は「自分磨きの原動力になる」が他から突出して高くなっています。

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 「漫画・アニメ・ゲームのキャラクター」を推している人はアニメの世界観ならではの描写や非日常感から得られるときめきに、女性アイドルを推している人は夢や美意識など自分のモチベーションを高める「憧れの存在」として魅力を感じていると言えそうです。

「推し活」ジャンル別の「推しの存在」

j-popアイドルを推す人は“同担拒否”の意識が強い結果に

 「推し活」をする中で芽生える「嫉妬」の気持ちも、推しのジャンルごとに違いがありました。「j-popアイドル(男性)」を推している人は「推しが同じ人とは仲良くなれない方だ」が24.5%と他のジャンルより高く、「推し」に対する独占欲がやや強めな傾向が見られます。

 また、「k-popアイドル(女性)」を推している人には、「『にわかファン』や『新規ファン』は嫌いだ」が最も高くなっています。近年人気のk-popですが、長年応援し続けてきた人の中には、新しいファンを歓迎できない人が少なくないようです。

 「j-popアイドル(女性)」を推している人は、「仕事や勉強中など集中しなければならない時でも、推しのことをつい考えてしまう」が56.8%と目立って高い結果に。さらに、「推しのおっかけをすることがある」(31.8%)、「推しに認知されるために努力している」(34.1%)も他ジャンルより高い傾向にあり、推しとの精神的・空間的な距離を詰めようとする傾向が見られました。

「推し活」ジャンル別の 「推し活をする中での行動・気持ち」

 「推し活」をする女性の人物像や「推し活」に向ける気持ちに迫った今回の調査。明らかになったのはあくまでも傾向ですが、自分や周囲の人の「推し」との関係や距離感について考えてみるヒントにはなりそうですね。

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