ビッグモーター問題で余波 トヨタ販売店、街路樹の「伐採意図」説明に追われる 理由は道路工事など(1/2 ページ)
広がる余波。
中古車買い取り大手・ビッグモーターが店舗前の街路樹に除草剤を散布していた問題を受けて、SNS上で店舗前の街路樹伐採について指摘された「ネッツトヨタ」などトヨタの販売店が、相次いで説明に追われています。
ビッグモーターを巡っては、店舗前の街路樹が枯れていたとする投稿や報道が続出。同社は7月28日に「過去に店舗で清掃活動の際に使用した除草剤等による影響により、街路樹や植え込みが枯れた可能性が高いことが判明いたしました」と疑惑を認め、謝罪していました。(関連記事)
そうした中、SNS上で相次いだのは、各地のトヨタの販売店でも、店舗前の街路樹が枯れていたり、伐採されていたという指摘です。Google マップの「ストリートビュー」機能で、街路樹があった頃と現在の様子を比較する投稿が拡散されていました。
ネッツトヨタ石川(石川県金沢市)は30日、「西泉店」と本社前の街路樹に対する指摘があったと公式サイト上で説明。街路樹がなくなった経緯は「道路管理当局へ確認中」としつつ「当該店舗前の国道の拡幅工事実施の際に、歩道の幅縮小工事が行われており、その一環で街路樹も撤去がなされたものと認識している」と説明しました。
石川トヨタ(金沢市)も金沢御影店と本社で同様の指摘があったことを30日に公式サイト上で説明。伐採経緯は「道路管理当局へ確認中」だとしつつ、「無電柱化推進に伴う道路工事を行っている最中で、その一環として伐採されたものであると認識している」と説明しました。
また、ネッツトヨタ熊本(熊本市)本社・本店前のストリートビュー写真では、2016年8月に青々と葉がついていた街路樹が2017年5月には枯れており、2018年7月には伐採されていることが指摘されました。同社は30日の公式サイト上の発表で、2016年の熊本地震後に行ったビルの解体・再建工事の際に店舗前の木の根を傷つけた可能性があったものの、具体的な原因判明には至らず、その後樹木が枯れてしまったことなどを説明。行政機関の検査で異常は検出されなかったとしました。
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