ニュース

東京・上野の「ツタと木に包まれた廃校」旧下谷小学校を見学したら、存在しない思い出がよみがえってきた(1/2 ページ)

取り壊し予定の校舎……その内部を見学してきました!

advertisement

 東京都台東区、JR上野駅の入谷口から徒歩3分ほどの場所にある「旧下谷小学校」。竣工から95年、閉校から33年が経過した立派な廃校です。

 そんな校舎の内部を一般人でも見学できる機会として、去る2023年7月21日~23日の3日間、台東区主催の「旧下谷小学校見学会」が行われていました!

 「東京都心で(外観を)見ることができる廃墟」としても知られていた旧下谷小学校。1875年(明治8年)に第五中学区第一五番公立小学下谷学校として創立し、1928年(昭和3年)には1923年に起こった関東大震災の復興事業の一環として、鉄筋コンクリート造の現校舎が竣工しました。

advertisement

上野で気になる存在でした

 もともと、上野駅近くでツタに覆われ、なかなかの存在感を放っていた旧下谷小学校は筆者にとっては憧れの存在。中は一体どうなっているんだろうと気になっていました。旧下谷小学校は1990年(平成2年)に閉校してから跡地利用の検討がされてきましたが、残念ながら取り壊されることが決まっています。


憧れの廃校に入れる!

 今回の見学会は、旧下谷小学校の解体にあたって記憶の継承の一環として開催されたとのことで、“取り壊し前の校舎とのお別れ会”でもありました。この校舎とははじめましてだけど、これでお別れでもある……。


貴重な機会をありがとうございます……!

 下谷小学校は自分の卒業した小学校でもなんでもなかったですが、校舎に足を踏み入れてすぐに記憶の扉を揺さぶられました。それは……。


畳が敷いてある!

 宿直室……宿直室だ!(「閉校記念誌」地図では「主事室」表記)。筆者の小学校にはこういう感じの寝泊まりできそうな宿直室があったので、懐かしく思いました。

旧下谷小学校外観

 見学会は予約不要で参加者が自由に校舎を見学できるとあって、多くの方でにぎわっていました。まずは外観から。

advertisement

 この広い校舎の一階から屋上までのだいたいの部屋が一般開放されており、こんなにいいんですか……!? という気持ちに。太っ腹すぎる……!

 年季の入った校舎と後ろの立派なビルとのコントラストよ。取り壊しが決まっているので、この光景が見られるのもそう長くはないのでしょう。

 外壁にはツタだけでなく“ちょっとした木”レベルの植物まで生えていて、閉校から33年という時間の重みを感じられました。校舎にちょっとした木が生えるぐらいの歳月……!

 屋上からはスカイツリーが見えました。これは在校生が決して見られなかった光景だ……! では、校舎内を見て行きます。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. 母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
  7. 「すごっwww」 愛知県まで乗り換えなしで行ける都道府県を調べてみたら……驚きの結果が1000万表示 「日本の中心は愛知ってコト!?」
  8. 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  9. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  10. 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】