世界的に有名なクマの親子が道路を渡り始め……　左右確認を怠らない賢さと見守る人間たちにほっこり【米】（1/2 ページ）

　左右を確認してから道路を渡るクマの親子の様子が米グランドティトン国立公園で撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で1万9000再生を突破しました。

　クマの親子が道路を渡ろうとしており、たくさんの車が道を譲るために止まって2匹の様子を見守っています。母クマはとても賢く、しっかりと左右を確認してから渡っています。そのうしろをちょこちょことついていく子グマの姿がとってもかわいいですね。

　実はこの母クマは「Grizzly bear 399」（グリズリーベア399）と呼ばれる世界的に有名なクマです。撮影者さんは「399とその子どもを道路のすぐ脇に発見。私たちが車を止めると399と子どもは私たちの前を横切った。それは美しい光景で、私たちはみな399と子どもが森の中に入って見えなくなるまで感激の涙を流しながら見送った」とコメントしました。

　399は1996年生まれ。イエローストーン広域生態系で記録されているグリズリーベアとしては最高齢の27歳です。グランドティトン国立公園やブリッジャー＝ティトン国有林で暮らしており、これまで多くの子グマを産み育ててきました。

　399という数字は、グレーターイエローストーン生態系のグリズリーベアを研究するチーム「The Interagency Grizzly Bear Study Team」が名付けました。

　コメント欄では「彼らは過酷な生活を送っているんだ。クマの親子を見て愛情を感じない人なんていないよ」や「超かわいい！　地球の天使たち」などの声が寄せられました。有名な母クマと子グマの姿にほっこりする動画でした。