「英国男優総選挙」にアイルランド人俳優がノミネート 映画専門誌の企画に批判上がり謝罪「深く反省」(1/2 ページ)
「不適切な表現」があったと説明。
映画専門誌「SCREEN」の読者投票企画「英国男優総選挙」にアイルランド出身の俳優が投票対象に入っていたとして、8月23日に同誌が謝罪しました。
「英国男優総選挙」は2013年から同誌が実施。読者が好きな「英国男優」を投票するという企画で、第11回目の投票が8月21日から「SCREEN ONLINE」などで行われていました。
しかし、ノミネート対象の俳優には、イギリスではなくアイルランド出身のキリアン・マーフィーさん、バリー・コーガンさん、ポール・メスカルさんが名を連ねていました。
これを受け、映画ファンからは「アイルランドは…混ぜちゃダメでしょうに…」「一緒にするの良くない」「彼らのアイデンティティに対して失礼かと思います」と批判の声が上がりました。
8月23日、SCREEN編集部は「SCREEN ONLINE」の公式X(Twitter)で声明を発表し、「この度は小誌の企画『英国男優総選挙』において、不適切な表現があり大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
同誌は「『英国男優総選挙』は『英国男優』を『英国で活躍している男優』と捉え、イングランドだけでなく、ウェールズ・北アイルランド・スコットランド、そしてアイルランドの俳優も含めておりました」「英国で活躍している俳優を幅広く紹介したいという意図があった」とアイルランド出身俳優を含めた意図を説明。一方で「『英国俳優』の定義をしないまま、アイルランドの俳優も含めてご紹介してしまったことに対して深く反省しております」としました。
今後は企画そのものを見直すとともに、SCREEN12月号で掲載予定の「英国男優総選挙」ではイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの国籍を持つ俳優を対象に企画を実施すると説明。「今後はこのようなことが無いように、皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め、誌面作りに反映させていきたいと思います。今回、読者の皆様および関係者の方がたにご迷惑をおかけしてしまいましたことを重ねてお詫び申し上げます」とあらためて謝罪しました。
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