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シングルファーザーは戦いと育児を両立できるのか? 漫画連載「育児戦隊ワンオペジャー」(1)(1/2 ページ)

全員がワンオペ育児に追われる戦隊……先行き不安すぎる。

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 戦国時代に転移したオタクが、コミケで培ったスキルで活躍する『戦国コミケ』や、妻子との日常をコミカルに描く『きょうの横山家』――。多彩な作品を手がける横山了一先生(@yokoyama_bancho)のコメディ漫画、『育児戦隊ワンオペジャー』がねとらぼでも読めるようになりました。その名の通りワンオペ育児に追われるヒーローたちは、地球の平和を守れるのか……?

『育児戦隊ワンオペジャー』は、横山先生のブログでも公開。おまけ漫画付きのKindle版も無料公開中です

その1:シングルファーザー、出撃す?

 突如町を襲った怪人の脅威に、あわてふためく人々。でも、ちょうどワンオペジャーのレッドが居合わせているしきっと大丈夫! ほかのメンバーもすぐに駆けつけるはず……。

 ……だったのですが、現場には誰も来ません。なにせ、彼らは5人全員、乳幼児を抱えるシングルファーザー。ブルーは寝かしつけ、ブラックはミルクの時間で……と、世界を救っている場合ではなかったのでした。確かに、我が子すら養えずして何が世界平和かって話ではある(?)。

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 もはや人類の運命もこれまでといった事態ですが、この怪人がまさかの人情家。レッドに同情して矛を収め、グチを聞いてくれるばかりか、襲撃時刻を戦隊の都合に合わせるよう、幹部にかけ合うとまで言ってくれました。どうやら、お互いに全力で正々堂々と戦いたいようです。

 しかし、当然と言うべきか非情と言うべきか、幹部「ヴィシュヌ」の返事はノーでした。なんと彼女もまたシングルマザー。「私は子連れで仕事をしている。ヤツらはまだ甘い!」と、同じひとり親の観点から提案を突っぱねるのでした。なんだか、向こうは向こうでしんどいことになってるぞ?


 敵味方ともに困難な問題を抱える『育児戦隊ワンオペジャー』。次回はまともに戦えるのか? 10月7日にみんなで読もう!

切実……!

作者:横山了一

1978年生まれ、北海道釧路市出身。2002年に『熱血番長鬼瓦椿』(週刊ヤングマガジン)連載デビュー。妻は漫画家の加藤マユミ(@katomayumi)。妻子との日常を描くエッセイ漫画『きょうの横山家』『出張!きょうの横山家』や、オタクが戦国時代で活躍する『戦国コミケ』など、幅広い作風で知られる。

X:@yokoyama_bancho

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