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約4000年の歴史をカバーした「鍵」の参考書がステキ 美しい細工や紋様をじっくり見られる(1/2 ページ)

アンティーク鍵の魅力がいっぱい!

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 古代オリエントから現代まで、約4000年の鍵の歴史とデザインを紹介する本『西洋の鍵 4千年の歴史にみるすぐれた機能とデザイン』がグラフィック社から登場しました。「ローマ時代の回転させる大きな鍵」や錬鉄製の「ゴシック様式の鍵」、18世紀初期の「鍵の束」など、各時代を象徴する鍵を図版入りで解説しています。価格は2970円。


『西洋の鍵 4千年の歴史にみるすぐれた機能とデザイン』

「環」(鍵の持ち手部分)や鍵先に施された装飾や紋様もじっくり見ることができます

 フランス語版の原書『LES CLEF KEYS』(直訳:鍵)を翻訳した日本語版。実用的・象徴的なアイテムとしても使われていた「鍵」の参考書になっています。グラフィック社によると、原書は匠シリーズのような本の1つで、他にも骨董品や古美術などの候補があったものの、ロマンチックな雰囲気やバックストーリーを彷彿とさせる力などに引かれて『LES CLEF KEYS』に決定したとのことです。


担当者「何より掲載されている鍵の模様がどれも素敵で! 翻訳版を出すならこの本にしようと決めました」

ローマ時代からゴシック時代、ルネサンス期から20世紀の「鍵の変遷」なども紹介

 日本語版を作るにあたり、判型はひとまわり小さなB5変形版にリサイズ。原書ではフランス語と英語で掲載されていたテキストを日本語にし、写真周りの余白などを調整することで、判型を小さくしながら図版は大きく掲載しました。また、白黒写真は四色分解してフルカラー掲載することで、紋様などのディテールを見られるよう工夫しているそうです。

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大判サイズの原書(左奥)とB5変形の日本語版(右手前)

大判サイズの原書(左奥)とB5変形の日本語版(右手前)
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