「忠犬ハチ公」生誕100年を記念　京王電鉄が「記念乗車券」発売　記念ヘッドマークも（1/2 ページ）

　渋谷駅で飼い主を待ち続けたことで知られる「忠犬ハチ公」が2023年11月に生誕100年を迎えます。京王電鉄は11月11日から、「ハチ公生誕100年記念乗車券」を1000セット限定で販売します。12月29日まで記念ヘッドマーク付き列車も運行します。

　「ハチ公生誕100年記念乗車券」は井の頭駅全線で使えるD型硬券「いのかしらおでかけきっぷ」と普通乗車券2枚の全3枚のセット。11月11日から2024年3月31日の利用当日限り有効です。台紙には渋谷駅とともに歩んだハチ公の生涯「ハチ公100年物語」と「渋谷駅長のメッセージ」、昔の渋谷駅と新旧の車両の写真がレイアウトされています。

　記念乗車券は「4社セット」と「単独販売」の2つの形式で販売されます。4社セットは渋谷駅に乗り入れるJR東日本、東急電鉄、東京メトロ、京王電鉄の4社の記念券のセット（4000円・支払いは現金のみ）で、11月11日10～12時にJR東日本渋谷駅西口みどりの窓口前で販売されます。

　700セットの限定販売で1人1セットまで、購入時には購入整理券が必要です（東急電鉄・東京メトロ渋谷駅「宮益坂東改札」近く地下3階スペース（パブリックアート付近にて7:00～12:00配布、発売数に達し次第配布を終了）。

　単独販売は、京王電鉄の記念乗車券のみの販売（価格は1000円）。11月12日の初電（始発列車）から京王井の頭線渋谷駅の中央改札口案内所で販売します。発売部数は300セットで、1人2セットまで購入可能。前日に販売された4社セットに未発売分があれば追加されるとしています。

　JR東日本、東急電鉄でもそれぞれ、自社の記念切符を12日から単独販売の予定。

　「ハチ公生誕100年」の記念ヘッドマークは1000系1編成に掲出。京王井の頭線の全線で、12月29日までの運行を予定しています（車両検査や運用の都合で運行しない日もあり）。