【漫画】「吠えるし噛む」「殺処分になる可能性が高い」保護犬に素手を差し出したら…… 衝撃の展開に「泣いた」「めちゃめちゃすごい事」と感動の声(1/2 ページ)
ワンコの表情の変わりっぷりにほっこり。
「すごく吠えるし、めっちゃ噛む」「このまま保健所収容だと殺処分対象になる可能性が高い」と言われていた保護犬との出会いを描いた漫画が、X(@yosimofurou)とInstagram(@mofumofufufufufu)で連載中です。ヒヤリとする状況からの思わぬ展開に「とても寂しかったんだね」「泣けてきた」「かわいい」となごむ声や感動する声が寄せられ、Xでは1話~4話で累計10万4000件以上のいいねを集めています。編集部は、作者のヨシモフ郎さんに話を聞きました。
普段は愛犬「ドベ」と「ノラ」との日々を描いている作者・ヨシモフ郎さんがその保護犬と出会ったのは、2022年の寒い冬の日。数年前から縁のある保護団体から「このまま保健所収容だと殺処分対象になる可能性が高くて……」との連絡を受けて、急きょ迎えに行き預かることに。
保護犬を迎えに役場に到着すると、事前に聞いていた話の通り、収容された建物から大きく激しい鳴き声が。役場の方も「すごく吠えるし噛むしで……」と困った様子で、部屋に入る際には「革手袋いる?」と聞いてくるほど。不安を覚えながらもドアを開けて中に入ると……。
ヨシモフ郎さんが入ると同時に、急に静まり返る部屋。するとドアの内側に血が付いているのを発見します(!)。よく見ると床も血まみれで、さらに保護犬を入れていた檻は空っぽの状態でした。革ひものリードもちぎられており、まるで何かの事件現場かのようです。そしてついに、すごいうなり声を上げながらその保護犬が現れました。展開がもはやホラー映画だ……!
そんな思わずたじろいでしまいそうな状況ですが、「とはいえ思ったより小さい」と保護犬の姿を確認すると、ゆっくり様子をうかがいながらそっと近づいていきます。すると手袋も何もつけていない素手を差し出し、安心させるようにやさしくなでるヨシモフ郎さん。
それまで「ギャヴ!! ヴヴヴ!!!」と全力で吠えて威嚇していた保護犬。ヨシモフ郎さんも噛まれてしまうのでは、と心配になりますが……。
それまで全力で敵対心をむき出しにしていた保護犬の表情が一瞬柔らかくなると、なんと一転してナデナデと抱っこを要求する甘えん坊さんに変化するのでした! まさかのちょろいワンちゃんだった!?
今回の保護犬の名前は「茶々」くん。寒い中であてもなく放浪していたワンコです。過去に何があってひとりになったのかは想像するしかありませんが、ひどく怯えて吠え、人間をかんできた姿から、たくさんつらい思いをしてきたのが伝わってきます。無事に保護され、優しいヨシモフ郎さんと出会えて本当によかった……。
読者からは「不安だったんだね、怖かったんだね、そしてとてもとても寂しかったんだね」「元々優しい子なんやなって……」「心開いた瞬間かわいい」など、笑顔になった保護犬の姿に心打たれた人の声が上がり、ヨシモフ郎さんの行動に「この修羅わんわんに素手で行く勇気すごい」「凄いなあ。ビビらずにこれができる人だから警戒解いたんだろうなあ」といった反応もみられました。
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