「佐川急便の集荷中、クロネコヤマトの人が黒い犬を連れて来た」って……? 心あたたまる奇跡の実話が390万表示(1/2 ページ)
登場人物が全員優しい。
「佐川急便の集荷中にヤマト運輸の人が迷い犬をつれて歩いて来た」という謎すぎる状況から生まれたほっこりエピソードがX(Twitter)で注目を集めています。投稿は記事執筆時点で391万件表示を突破、4万3000件を超える“いいね”が寄せられました。じ、情報量が多い……!
佐川急便の集荷中、クロネコヤマトが黒い犬を連れて歩いてきた……!?
投稿したのは、Xユーザーのブルータルファーマー(@mnr_sk111)さん。佐川急便の集荷が来たので庭で小麦を積んでいたら、ヤマト運輸のお兄さんが黒い犬を連れて歩いて来たそうです。話を聞くと、お兄さんは近所を配達中にワンちゃんを見つけ、放っておけなくなって保護をしたのだとか。なんて優しい……!
この出来事があったのは、近所みんなが顔見知りののどかな場所。投稿者さんはこのワンちゃんにも見覚えがあり、すぐにどの家の子なのか目星がついたといいます。しかし、飼い主さんが仕事中で連絡が取れなかったため、ひとまず預かることにしました。
投稿者さんは犬を飼っていませんでしたが、居合わせた佐川急便の配達員さんが犬を飼っており、保護にあたりアドバイスをしてくれたそうです。こちらも優しい!
ワンコ、無事にお届け完了
予想通り、ワンちゃんは投稿者さんの本家の子でした。無事に連絡が取れたため、2時間ほどでお家に帰れたそうです。良かった!
その日の夕方、再び集荷に来たヤマト運輸の配達員さんに報告をしたら、喜んでくれたとのこと。「クロネコヤマトの人が黒い犬の配達完了を喜ぶ」というちょっぴりシュールな状況は、想像するとほほ笑ましいですね。
謎の状況と連携プレーに反響集まる
投稿には多くの注目が集まり、さまざまな反響が寄せられました。「全てにホッと、ほっこりしました」「神様かな?優しすぎる」「皆さんの見事な連携プレーのおかげかも」と、投稿者さんや配達員さんたちの優しさに感心する声や、「犬好きに悪い人はいないを体現したね」といったコメントも集まっています。
投稿者さんに詳しい話を聞いてみた
ねとらぼ編集部は、投稿者のブルータルファーマーさんに当日の詳しい状況を取材しました。
―――ワンコについて、「大人しくて賢い良い子だった」という投稿を拝見しました。クロネコヤマトの配達員さんに保護されてきたときや、預かっている間のワンちゃんとのエピソードがありましたら聞かせてください。
一度も吠えたりせず、大人しくニコニコしながら尻尾を振っていました。結果論ですがすぐ裏の家のわんちゃんだったので、慣れた場所だったのもよかったのかもしれません。
我が家は昔犬にかまれた経験がある人間が2人いるためちょっと犬に恐怖心があり、どちらかというと猫派なのですが、保護されたわんちゃんはとても大人しくて良い子だったので、昼休み中みんなで交代でなでていました。
実は結構高齢だったようですが、目がキラキラしていて、ふわふわでとてもかわいかったです。
―――2時間ほどでお家に帰れたとのこと、本当に良かったです! ワンちゃんの飼い主さんには保護時の不思議なエピソードをお伝えしましたか?
ヤマト運輸の人が見つけて下さったことはお伝えしました。とても感激していました。賢いわんちゃんだったので、遠くまで行っていなかったのも幸いしたと思います。
―――投稿は多くの注目を集めています。反響への思いや、メッセージがありましたら聞かせてください。
今回の件で、もし自分が大量の荷物を抱えて走り回っているヤマト運輸のお兄さんだったら、同じことができただろうかとずっと自問自答しています。
近所はみんな遠い親戚という田舎だったからこそ、すぐに飼い主が見つかって「奇跡のほっこりエピソード」になりましたが、そもそもヤマト運輸のお兄さんが保護してくれいなければ……あのわんちゃんがどうなってしまっていたかと思うと怖いです。
普段仕事や家事で忙しくて心に余裕がない日々ですが、周りに優しく気を遣えるヤマト運輸のお兄さんのような大人に自分もなりたいと思います。
(了)
画像提供:ブルータルファーマー(@mnr_sk111)さん
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