車にひかれた疑いがあるドバトを保護→動物病院へ 善意のリレーですくわれた命に「優しい人と優しい先生に出会えてよかった」(1/2 ページ)
診察ではレントゲン撮影も。
道端で保護されたドバトを診察する動画が、獣医師のYouTubeチャンネル「夜の獣医師ゆってぃー」にて公開されています。「診察してくれるなんてすごい」「助かって本当に良かった!」などの声が寄せられ、動画は記事執筆時点で92万再生を突破しています。
道端で保護されたドバトが動物病院にやってきた
この日獣医師のゆってぃー先生のもとにやってきたのは、道端で倒れていたドバト。日本を訪れていた海外のインフルエンサーが見つけて保護し、X(Twitter)で発信。その助けを求める投稿を見たある人が、ゆってぃー先生が院長を務める動物病院へ連れてきてくれたそうです(動画は11月10日公開)。
連れてこられたドバトは両足が赤く腫れ上がっており、車にぶつかるなどの大きな衝撃が加わった可能性があるとのこと。身体検査では、羽が折れていないか、傷がないかなどを入念にチェックしていきます。
触られている間やレントゲン撮影中、ドバトはケガをしていることもあってか、大人しく身を任せるような姿を見せました。慣れた様子で進めていく先生がさすがの手際の良さで、見ているこちらも安心します。
ドバトに骨折や脱臼はなし。無事に診察が終了しました
幸いにも明らかな骨折や脱臼はなかったそうで、最後に腫れ止めと痛み止めの薬を打ってこの日は終了。先生は、「(ケガしたハトを)連れてきて診察料を払ってくれる人はなんて心優しいんだ」と、診察するたびに思っていることを話し、「優しい人に出会えてよかったね」と、温かい気持ちになったことを伝えています。
コメント欄では、保護した人や連れてきた人、そして先生の行動に「みんな優しい」「心優しくてこっちまでほわほわした」となごむ声が上がり、またハトの様子に「こんなに大人しいものなのですね!」と驚く声から「元気になりますように」と祈る声がたくさん寄せられています。
なお、野鳥を捕まえたり飼育したりすることは法律で禁止されています。また、11月末には東京都内の野鳥において、遺伝子検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されています。道端で怪我している野鳥には触らず、まず役所に連絡し、連絡なく動物病院に連れていかないようにしましょう。野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことで、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがあるため、野鳥に近づきすぎないようにしましょう(参考:環境省)。
ゆってぃー先生は24時間体制の救急動物病院「港区動物救急医療センター芝アニマルクリニック」を10月10日に開業。詳しくは公式Webサイトや同病院のInstagram(@shiba_animalclinic2023)にて確認できます。
先生の活動はYouTubeのほか、Instagram(@yinanobe)やTikTok(@nolimitvet_yutty)でも見ることができます。
ゆってぃー先生の他動画を見る
画像提供:YouTubeチャンネル「夜の獣医師ゆってぃー」さん
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