冬コミで「からあげクン」売上日本一を狙う　ローソン「東京ビッグサイトエントランス店」の挑戦が実を結ぶ（1/2 ページ）

　「からあげクン日本一へ」――。12月30日と31日に東京ビッグサイト（東京・有明）で開催されたコミックマーケット103（以後コミケ）に合わせて、会場最寄りのローソンでの“ある挑戦”が注目を集めていた。それがコミケ開催期間中にからあげクンの売上1位を目指すというものだった。

「からあげクン日本一」の挑戦が実を結ぶ

　挑戦の地は「ローソン 東京ビッグサイトエントランス店」。コミケの開催前日となる29日に店舗を通りかかったすずき（@michsuzu）さんが、Xに「コミケ期間中に、からあげクン売上日本一を狙ってるらしい」と、「からあげクン日本一へ」という横断幕が映った写真を投稿し、閲覧数が300万を超えるほどの話題となった。

　ネットでは「めっちゃ売れそう」「何ならギネス記録にもチャレンジできる気がする」「需要と供給がマッチング」と応援が続出。中には「何十回転して作ってるのかな」と供給が間に合うか心配する声もあった。

　ねとらぼ編集部がローソンに確認したところ、同店舗ではコミケ開催期間中は来店客数が伸びることもあり、からあげクンの販売強化を実施。「（全国のローソン店舗において）売上1位を目指そうという思いで、日本一と記載した販促物を作成」したとのこと。

　その思いは現実のものとなり、30日と31日に2日間限定で、「からあげクン」の販売数が全国のローソン店舗の中で1位となった。ローソンは「多くのお客様にご購入いただき、大変嬉しく存じます。この店舗では、イベントがあると、多くのお客様が来店されます。『からあげクン』などは多くのお客様にご好評いただいてるようです」と感謝のコメントをしている。

　ちなみに、2023年1月1日から12月10日の期間、全国47都道府県（約1万4000店舗）のローソンにおける「からあげクン」の1店舗あたりの販売高ランキングは、2年連続で奈良県が1位となっている。「からあげクン ほりにし」の大ヒットや近畿エリア限定のからあげクンの販売、そして奈良支店で声がけをした成果とのこと。なお、調査を始めた2019年から3年連続で1位を獲得していた岡山県は2023年は6位に。2位は4年連続で山口県となっている。