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“巨大なニンジン”が渡り廊下を貫通!? 多摩美の卒制展での光景が「おおおっ!」「何があったw」と話題に(1/3 ページ)

環境込みで1つのアート。

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 多摩美術大学の卒業制作展・大学院修了制作展2024に登場した作品が、壮大かつシュールで話題です。でっかいニンジンが渡り廊下にブッ刺さっている……!

※画像提供:シカクガング(X)さん
観覧した人の投稿がきっかけで話題に

 この「powerful」と題されたニンジンの作者は、多摩美の彫刻科4年生である丸地大海(XInstagram)さん。人間大のニンジンを、根のほうと葉のほうで分割して作り、大学の渡り廊下を挟み込むように設置しています。コンクリートを貫いて生えたかのようなビジュアルは、まさにパワフル。

タイトルは「powerful」。文字通りものすごい生命感! ※画像提供:丸地大海(XInstagram)さん/撮影者:若林勇人さん

 丸地さんは同作について、自身のInstagramで「大学4年間いろんなことがあり苦しいこと悲しいこと楽しいこと全力で走りました。最初は美術はものすごく理屈的でかつ説明的で本当に面白くないと思ったこともありました」とコメント。3年時にあった悲しい出来事で「後悔先に立たず」を実感してから、「自分の作りたいもの、楽しいものをやろうと決めた」と制作の経緯をつづっています。

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制作過程。細く伸びたしっぽまで作り込まれている ※画像提供:丸地大海(XInstagram)さん

 その結果、できあがった作品を見て、周囲の人々は自然と笑ってくれるように。丸地さんは「自分の“作りたい”が、意図せず人の笑顔につながったことはものすごくやりがいになりました」と振り返り、「少しでもこの作品が人の笑いにつながれば幸いです」とメッセージを送っています。

壁面に設置すれば空間がねじれる ※画像提供:丸地大海(XInstagram)さん

 「『なぜそんなところにそんなものが』という不思議さ」が魅力的な同作。X(Twitter)でも多摩美の卒業制作展を訪れたシカクガング(X)さんが「多摩美の卒制展に来たら渡り廊下にニンジンが刺さってた」と、写真とともにその衝撃を伝えたところ、投稿は約10万件の“いいね”を獲得。「おおおっ!」「何があったw」「どうなってるんだ笑」と、多くの人々を笑顔にしています。

 なお、多摩美の卒業制作展は「A日程(1月12日~1月15日)」と「B日程(3月13日~3月15日)」の2回があり、ともに多摩美術大学八王子キャンパスで開催されます。そのほか、国立新美術館にて「東京五美術大学 連合卒業・修了制作展(2月23日~3月3日)」、多摩美術大学アートテーク1階ギャラリーにて「多摩美術大学博士課程展2024(2月26日~3月6日)」も開催予定です。

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