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単1形~単4形の電池どれでも使えるパナソニックの懐中電灯に注目集まる 東日本大震災で突きつけられた「課題」克服(2/4 ページ)

課題を克服するための仕組みとは。

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「どれでも使える」ための工夫

 単1形~単4形電池への対応に加え、使いかけの電池でも液もれなどのトラブルなく使えるようにするため、「単1形~単4形までのすべての電池を1本ずつ収納する仕様」にすることが求められたとパナソニックは述べています。


フードを回転して電池を切り替え(プレスリリースから)

 この仕様を実現するために開発されたのが、電池を切り替えるための「RRスイッチ(Round Rotary Switch)」と呼ばれる回転式のスイッチ。電池の凸部に接触させるプラス端子をスプリングによって上下動させることで、種類やメーカーによって異なる電池の凸部の高さに対応しています。

 プラス端子は次の電池に移動する間は持ち上がり、電池の凸部から素早く離れ、電池に当たる位置でのみ、ピンポイントで降りてくる仕組みになっているといいます。これによって、プラス端子と電池の凸部の摩擦を限りなく減らし、耐久性を実現したとしています。

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RRスイッチの動き(パナソニックの開発Storyから)

バリエーションも広がる

 2016年には、単3形、単4形の電池どちらか1本で使えるようにすることで小型軽量化した「電池がどっちかライト」が登場。2023年10月には、「電池の残容量を分かるようにして欲しい」という要望に応えた残量チェック機能付きの「電池がどれでもライト」(BF-BM20P)も登場しています。電池1本のみ入るようにすることで小型化し、また明るさも(BF-BM10-W比)約3.5倍となっています。


電池がどっちかライト(プレスリリースから)

残量チェック機能付き電池がどれでもライト(プレスリリースから)

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