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小学館で連載の漫画家「編集で納得してる人はいない」 芦原さん急死受けた小学館の対応めぐり投稿(1/2 ページ)

小学館で働く編集者たちも動揺している様子もつづられている。

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 『セクシー田中さん』の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、小学館が社員向けに実施したとされる説明会の内容が報道されると、漫画家たちから説明を求める声が相次いでいる。


小学館(画像:PIXTA

 その中でも小学館で連載をしている、もしくは過去取引があった漫画家の発言に注目が集まっている。現在小学館の「週刊コロコロコミック」で「つきたて!オモちゃん」を連載している漫画家のみずしな孝之さんは報道に触れ、自身のX(旧Twitter)アカウントに小学館の社名の写真とともに「ちょうど打ち合わせだったのだけど、どうしても流れでその話になってしまう。編集で納得してる人はいない感じ。それはそう。現場はがんばっている…!」と、現場から感じた空気を伝えている。

 また、プチコミックで連載しのちにドラマ化もされた『王様に捧ぐ薬指』を手掛けた漫画家のわたなべ志穂さんもドラマ化の当時を振り返り「私の前で戦った編集さんがいる。私の代わりに矢を全部受けて。寄り添ってくれてた。確実に、全力で、守ってくれていたよ」と、現場の編集者への感謝とともに「届け」と、切なる思いをつづっている。

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 ほかにも「少女コミック」がデビューの車谷晴子さんは、10年前と比較しても「いい方向」に変わっていただけに「会社がこういう方針でってなると、現場のいい編集さんたちの努力もなかったことになるんですよ。それも腹立たしいです」と今回の報道に違和感をあらわに。「サンデーうぇぶり」で「ツキモノガカリ」の原作を務める七月鏡一さんも小学館の編集者に連絡を取ったことを明かし、「毎度ながら上の方と現場とでは考えてることが全然ちがう。願わくば上の方がこれを掬い上げんことを」と、現場と上層部とのギャップがあることを伝えている。

 芦原さんの著作である『セクシー田中さん』が日本テレビで実写ドラマ化された際に、提示していた原作順守の約束を反故にされたとして問題提起し漫画家の間では動揺や憤りが広がっていた。その後、芦原さんが急死すると、何が起きたのか、どう対応するのかといった説明を求める声が多く挙がっていた。

 そんな中、「(現時点では)今回の件に関する経緯などを社外発信する予定はない」との説明が社内向けにあったとする報道が伝えられ、不信感を表明する事態に。その勢いは収まりそうにない。

 小学館の「月刊!スピリッツ」で「重版出来」を連載していた松田奈緒子さんは「小学館、最終決定ではないことを信じたい。時間がかかっても経緯説明し、再発防止に取り組んでほしい」とつづっている。

 小学館はねとらぼ編集部の説明会の有無やその内容についての取材に対して、「いただきました質問に関しては、お答えしておりません」と回答を避けている。

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