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「みかん缶のシロップ」がドリンクになり「夢の飲み物」と話題  開発は若手社員、「思わず『わかる!』と共感を呼ぶ商品」目指す(1/3 ページ)

子どもの頃こっそり飲んでたやつ。

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 「みかんの缶詰のシロップ」の味わいを再現したドリンクが発売され、「子どもの頃飲みたかったやつ」「夢の飲み物」とX(旧Twitter)で話題を呼んでいます。


「あの日飲みたかった みかん缶シロップ」

 話題になったのは日清ヨークの新商品「あの日飲みたかった みかん缶シロップ」。2月13日に発売された450ミリリットルの紙パック飲料で、期間限定商品としてファミリーマートやローソンなどの一部店舗で販売されています。SNSには実際に購入した人の感想や「ゼリーに使えそう」「炭酸で割るとおいしそう」といったアイデアも投稿され、盛り上がりを見せていました。

子どもの頃の“わくわく”を商品化

 日清ヨークによると、開発を担当したのは2023年に新卒入社した若手社員。紙パック飲料の新商品開発にあたり、何もかも手探りな中で「お客さまの視点に立ち、思わず『わかる!』と共感を呼ぶ商品を作りたい」と考えるうちに、「みかん缶のシロップ」を商品化するアイデアを思い付いたといいます。みかん缶のシロップには「わくわくしながら飲んだり、親に飲むことを制限されたり、兄弟姉妹で取り合いになったりと、懐かしいエピソードを持っている人も多いのではないか」と考え、「あの日憧れたあの味を思う存分飲める夢のようなドリンク」を目指して開発に着手したそうです。

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 味については、さまざまなみかんの缶詰を実際に飲み比べながら、ドリンクとして再現する味わいを決定。みかんの風味だけでなく、舌がキュッとなるような酸味やシロップらしい優しい甘さも感じられるようにしたそうです。また、パッケージは「なぜこんなところにみかん缶が?」と思わず手に取ってしまうような違和感にこだわったそうで、立体感やリアルさを意識して何度も修正を繰り返したといいます。

 SNSでの反響について同社は「想像をはるかに超える反響をいただき、とてもうれしく思っています」としたほか、「多くのお客さまに日常のコミュニケーションのきっかけを提供できたのかもしれないと考えると、とても感慨深い」ともコメントしています。

 また、SNSなどで言及も多い「おいしい飲み方」や「ゼリーなどへのアレンジ」について聞いてみると、「SNSのコメントにもあるように、ゼリーにすれば甘すぎずさっぱりとした味わいになり、炭酸水で割れば(ドリンク3:炭酸水1がおすすめ)さわやかな味わいでおいしくお召し上がりいただけます」との回答があったほか、「本品と豆乳を3:1くらいで割るとフルーツミックスジュースのようなおいしさもお楽しみいただけるのでおすすめです」とのコメントがありました。

 一方で、同社としては「1番はそのままゴクゴク飲んで、あの頃飲みたかった『みかん缶のシロップ』の味わいを楽しんでいただきたい」とのことです。

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