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静岡県の川勝知事が辞職の意向を明らかに 新人職員への訓示で不適切発言(1/3 ページ)
新人職員への訓示が「職業差別だ」などと批判されていました。
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静岡県の川勝平太知事が、2024年6月議会をもって辞職する意向であることが分かりました。県庁での記者会見を受け、NHKなど複数社が報じています。
川勝知事は4月1日、県の新人職員への訓示で「県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはものを作ったりとかということと違って、基本的に、皆さま方は頭脳、知性の高い方たちです」などと発言。SNSでは「職業差別ではないか」「不適切だ」「一次産業従事者を馬鹿にしている」といった批判が相次いでいました。
川勝知事は2009年から静岡県知事を務めており、現在4期目。近年はJR東海が開業を目指している「リニア中央新幹線」をめぐる言論で注目を集めていました。静岡県は環境に対する影響が懸念されるとして、現在もリニア中央新幹線の着工を認めていません。JR東海は24年3月に、当初の予定であった27年のリニア中央新幹線開業を断念する方針を明らかにしています。
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辞職の報道を受け、4月2日の夜間取引では、JR東海の株価が大きく上昇しています。
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