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有田焼みたいなミニ四駆がすごすぎ! 伝統工芸風アレンジが本当に焼き物かと勘違いするクオリティ(1/3 ページ)

中身はプラだから大丈夫なのだけど、壊れやすそうでちょっと不安げ。

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 有田焼風にアレンジされたミニ四駆が、X(Twitter)で注目を集めています。まるでボディを焼き物で作ったような仕上がりですが、実は塗装の工夫だけでそう見せているのです。

本物の磁器に見えるミニ四駆。こういう柄のしょうゆ皿とか本当にある気がする
実はプラのボディをテカテカに塗ったもの。ローラーには磁器のツボのような意匠も加えている
お茶碗などでよく見る花柄は筆で手描き
コースアウトしたら割れてしまいそうな危うさがあるけれど、心配なのは塗装ハゲくらい

 つやめいた白いボディに花柄が躍る、このエレガントなミニ四駆を作ったのは、ミニ四駆の「コンクールデレガンス(コンデレ※)」を楽しんでいるバディ子。(@_misa_t)さん。「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場するマシン「スピンアックス」を、輝く磁器のように仕上げています。

※自動車の速さでなく、外見の優雅さや美しさを競う展示会または競技会。ミニ四駆の世界ではマシンの見た目やドレスアップのアイデアを楽しむ部門として確立されている(参考:タミヤ公式サイト

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 光沢の白でしっかりと下地を作り、花柄を地道に筆で手描き。“余白の美”を意識しながら、藍色で染め付けたような味わいを目指したといいます。

 「スピン有田ックス」と名付けられた作品は、「本物の有田焼かと思った」「伝統工芸の領域」と大好評。走らせたら割れそうだと心配する人もいるほどです。編集部はバディ子。さんに、製作の工夫やコンデレを始めた経緯など、詳しい話を聞きました。

―― スピン有田ックスの製作にはどのくらいの時間がかかりましたか

バディ子。さん 作業自体は3日ほどですが、塗料の乾燥時間も含めると10日くらいです。

―― こだわった部分を教えてください

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バディ子。さん プラスチックをどれだけ有田焼に見せられるか、見た目の質感にこだわりました。何層もトップコート(クリアー塗料)を重ねて、ツヤツヤになるように頑張りました。

―― ほかにも江戸切子風やシルバーアクセ風など、多彩なコンデレ作品を投稿されていますが、どのようなきっかけで始められたのでしょうか

バディ子。さん 息子が小さいころ、ミニ四駆に興味を持ちはじめて頻繁に遊ぶようになったのがきっかけです。やがてミニ四駆仲間に「レースだけじゃなく『コンデレ』っててうのもあるからやってみたら?」と言われ、車に興味のない私でも、デコレーションならできそう! やってみたいかも! と思って始めました。今ではミニ四駆沼にどっぷりハマり、レースも少しだけ参加しています。

―― バディ子。さんにとって、コンデレの魅力とは?

バディ子。さん 私みたいに車に興味のない人やレースが苦手な人でも、自由な発想や観点から作品が作れるところです。もの作りやアート、デコレーションが好きな人、もちろん車が好きな人も、大人から子どもまで男女問わず参加しやすいのは大きな魅力だと思います。コンデレをやってるうちにレースにも興味が湧いてきましたし、家族で同じ趣味を楽しめるのって幸せだなあと感じます。

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画像提供:バディ子。(@_misa_t)さん

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