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「土下座の要求」「従業員の無断撮影」などカスハラにはサービス中止 JR西が基本方針制定(1/3 ページ)
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JR西日本は5月24日、「JR西日本グループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」の制定を発表しました。カスハラに対しては「必要により商品・サービスの提供やお客様対応を中止」するとしています。
同社は質の高いサービスを提供していくためには、従業員の人権が守られ、心身ともに健康で安心して働ける環境を整えることが大切として、「JR 西日本グループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」を制定したと説明。
カスタマーハラスメントを「お客様(お取引先を含む)からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により従業員の就業環境が害されるもの」と定義し、下記のような例を挙げています。
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- 身体的・精神的な攻撃:暴力的行為、セクハラ的言動、侮辱・人格否定
- 威圧的・脅迫的な言動:恫喝、土下座の要求
- プライバシー侵害・名誉棄損:従業員の無断撮影・録音、SNS 等への投稿
- 継続的・執拗な言動:何度も同じ説明をさせるなど業務に支障を及ぼす行為
- 拘束的な言動:不当な居座り
- 正当な理由のない要求:納期・価格に関する不当な圧力
カスタマーハラスメントと判断される言動が認められた場合は、「従業員を守るため毅然とした対応を行い、必要により商品・サービスの提供やお客様対応を中止します」と同社。さらに悪質なものや犯罪行為と判断した場合は、警察・弁護士などと連携し、法的措置も含め対応するとしています。
4月にはJR東日本も「JR東日本グループカスタマーハラスメントに対する方針」を発表。「身体的、精神的な攻撃」「継続的な言動、執拗な言動」「土下座の要求」などをカスハラの例として挙げ、「カスタマーハラスメントが行われた場合には、お客さまへの対応をいたしません」としています。
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