子どもたちに呼び出された父、言われたまま写真を撮ると…… 息を飲む光景が730万表示「表現力すごっ」「お子さんたち、天才ですか……!」(1/3 ページ)
子どもって面白い。
子どもたちに突然「写真を撮って」と呼ばれたお父さん。カメラをかまえると、目の前に広がっていたのは……? 子どもの柔軟な発想に思わずうなってしまう写真の数々がX(旧Twitter)で話題になっています。一連の投稿は記事執筆時点でそれぞれ600万件以上表示され、あわせて36万件を超えるいいねが寄せられました。
子どもたちが突然父ちゃんを呼び出した理由は……
投稿者は、クリエイティブユニットTENTのプロダクトデザイナーを務める、あおき量産(@aoki_TENT)こと青木亮作さん。11歳と7歳の姉弟を育てるお父さんでもあります。
話題の写真が撮影されたのは、青木さんが出張から帰って来た翌朝のこと。寝室から出ると、子どもたちに「ロフトに上がって写真撮って!」と声をかけられたそうです。
青木さんが言われるままに2階の吹き抜けからiPhoneをかまえると……そこにはふしぎなポーズで床に横になった子ども達の姿がありました。
左にいるお姉ちゃんは、柱に足裏をぴったりとくっつけて横たわり、口元に両手をあてて何かを呼んでいるように見えます。そしてその視線の先には、100円均一ショップで購入したマジックハンドを構えた弟くんの姿がありました。くしゃっと無造作に置いた白い布の上に胡坐を組んだ下半身を乗せているその様は、まるで雲に乗って空からやって来た使者のようです。
もっとすごいのができちゃった!
写真を確認した姉弟は、“もっと神様っぽい”ものを撮ってみたくなった様子。少しして再び子どもたちから呼ばれた青木さんが見てみると、2人はなんとiPadで調べて見つけたミケランジェロの名画「アダムの創造」の再現をしていました。
白や灰色の布、たくさんのぬいぐるみを使って絵画の構図に見立てているすごさだけでなく、絵にそっくりなポーズをとる姉弟の楽しげな表情も素晴らしいこの一枚。思わずしげしげと見入ってしまうクオリティーの高さには、「表現力、すごっ!」「すてきな写真すぎる」「クリエイティブの塊」と絶賛の声が次々に寄せられています。
ちなみに、青木さんが子どもたちに「なぜミケランジェロを知っているのか」を尋ねたところ、スマートフォンゲームなど子どもたちの身近なもので知ったという答えが返って来たのだとか。見事な再現度を演出した小道具たちは、iPadで調べた絵画を見ながら家の中のものをピックアップし、数分でそろえたそうです。す、すごい……!
子どもたちにとっては日常の遊びの一環ながら、多くの注目を集め称賛を浴びたこの写真。姉弟はSNSでここまで多くの反響が寄せられたことに驚いているそうですよ。
「子どもは人知れず面白いことしてる」
青木さんは一連の投稿を振り返り「うちの子たちがいつも暇つぶしでやってること、けっこう面白いのかもしれない。きっと皆さんの近くの子どもたちも、人知れず面白いことしてると思う」とコメント。過去にも子どもたちに呼ばれて「写真撮って」と言われたことがあると振り返りつつ、子どもの柔軟な発想にあらためて感心するのでした。
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書籍『なんとかする工作』やYouTubeチャンネル「あおき量産」では、子どもたちからの“むちゃなリクエスト”に全力でこたえ、遊び心あふれる工作の数々を紹介しているあおきさん。そのどれもが、子ども達の無限の可能性や親子の絆を感じるものばかりです。
自身の個人サイト「RYOSAKU SOUSAKU」でも、これまでの作品を公開中。子どもとのふれあいのきっかけを探している人は、のぞいてみると良さそうです。
画像提供:あおき量産(@aoki_TENT)さん
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