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「初音ミク」イベントのイラストに「他者の作品に類似」と指摘 主催企業が謝罪(1/2 ページ)
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アニメ商品などを手がけるクラックスは9月26日、同社のイベントのイラストについて、他者作品に似ていたとして謝罪しました。
「衣装の本質的特徴や構図共に類似」と取り下げ
当該のイラストは、10月に予定されているイベント「初音ミク POP UP SHOP ~はんなり京都 2024~」の企画内で発表されたもの。イラストレーター、花月さんの2021年発売の画集『現代創作和服 花月作品集』に掲載されているイラストに似ていると指摘が寄せられていました。
クラックスは、指摘を受けて調査を行い、「衣装の本質的特徴や構図共に類似」しているとして、イラストの類似性を認めて掲載を取り下げたとしています。
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花月さんの作品
「弊社の不手際によりこのような事態に至ってしまったことを深く反省するとともに、花月様、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社様をはじめ関係者の皆様には大変なご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。またファンの皆様を裏切る結果となり、心よりお詫び申し上げます」(クラックス)
原因と対応
クラックスは、当該イラスト発注の際に、同社による制作指示書に花月さんのイラストを出典を明記せずに参考添付していたと説明。その後、類似したイラストが納品され、同社とイラスト会社でのチェックが不十分なまま受領して進行したと述べています。
同社は原因として、イラストの類似性における著作権意識の不足や社内での連絡不足による問題発覚後の誤った対応なども挙げています。
同社は花月さんに経緯説明を行い、協議は終了していると報告しています。
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