ニュース

えっ、そんなの売ってたの!? バンダイナムコが「ナムコ」時代に取り扱っていた“まさかの商品”に思わず仰天(1/3 ページ)

リハビリ用ワニワニパニックも!

advertisement

 パックマンなどのゲームで知られる「バンダイナムコエンターテインメント」。その前身である「ナムコ」時代には、ゲームはゲームでも意外すぎる“まさかの商品”を扱っていました。そんなものまで売っていたとは……。


バンダイナムコエンターテインメント ※画像はバンダイナムコエンターテインメント公式X(Twitter)から引用

ナムコが売っていた“まさかの商品”

 1997年、ナムコは“高齢化社会を見据えたシルバー市場への布石”として、スポーツ番組「ナムコ・ゲートボール教室」の冠スポンサーを務めました。同社はすでに「身体機能促進訓練器」などの高齢者向け製品も開発しており、早くからシルバーエンターテインメント市場に注目していたといいます。

 翌1998年には、番組での実績や情報を生かし、なんと自社ブランドの「ゲートボールスティック」を発売。商品名は、「ナムコ・ハイカーボン・アンバランス・スティック『S-100』」といい、希望小売価格は税別3万2000円だったといいます。なんだか強そうな名前……!

advertisement

ナムコ・ハイカーボン・アンバランス・スティック「S-100」(画像引用:プレスリリース

“保険付き”のゲートボールスティックも

 ナムコがシルバー市場に参入したのは、これまで同社のメインターゲットが若者であり、中高年以上にはあまり知られていなかったためでした。そこで、ナムコブランドの新しい広め方、及び新たなビジネスチャンスの開拓のため、愛好家の多くが高齢者であったゲートボールに注目したのだそうです。

 さらに1999年には、業界初となる保険付きゲートボールスティックを発売。スティックを購入した日、または贈られた日から1年間、製品の盗難・破損、プレー中の事故などに対応することができました。


保険付きで売り出された、セパレート タイプスティック「S-300」(画像引用:プレスリリース

介護分野への進出も

 ちなみに、このころには介護分野にも進出していたナムコ。人気ゲーム・ワニワニパニックや太鼓の達人をもとにした“リハビリテインメントマシン”も注目を集めました。

 リハビリテイメントマシンとは、ゲームの要素を取り入れ、楽しみながらトレーニングや機能回復訓練を行うことを目的としたゲーム機器のことです。例えば、当時開発された「ワニワニパニックRT」は、車椅子の人も使いやすいようフットレスト対応の工夫がなされており、従来品よりも軽い円筒形のハンマーにすることで、握力の弱い人でもどんな持ち方でも取り組みやすい仕様になっていました。

 若者の遊びだけでなく高齢者のエンタメにも注目し、さらには誰もが使いやすく楽しめるリハビリ用品まで開発。老舗ゲームメーカーの挑戦の一端が垣間見える商品たちでした。

advertisement

読まれている記事

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. 大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
  3. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  4. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  5. 「ディズニーのそういう所だよ」 1歳息子、初ディズニーで言われた“まさかの一言”は…… キャストの愛ある“神対応”が656万表示
  6. 「ちょっと怖い!!」 ミニトマト“1粒”を土に埋めて1カ月育てたら…… → “予想外の光景”に驚がく 「そうなるとは」
  7. 「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
  8. 「とんだ裏切りwww」 整骨院が休業→店舗の張り紙を見たら…… “まさかの理由”にツッコミ殺到 「これは仕方ない」
  9. 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  10. 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」