用水路に“業者が違法放流したとみられる”大量の金魚、1000匹捕獲した後は…… まさかの調理方法に驚き止まらず(1/3 ページ)
まさか金魚が食べられるとは……!
水路に放流された金魚を捕獲。その後なんと調理して食べる様子を公開した動画がYouTubeチャンネル「水ラーメン」に投稿されました。動画の再生数は38万回を突破しています。
用水路に大量の金魚……?
投稿者である水ラーメンさん(@waterramen)は、近くの自然に潜むまだ見ぬうまさを求め、さまざまな生きものを捕獲し食べる活動をしています。今回は、「用水路に、違法放流らしき大量の金魚がいる」という情報を受けて、YouTubeチャネル「エマスちゃんねる」さんとともにその用水路へ向かうことになりました。
ちなみに金魚は鑑賞用のイメージが強いですが、元々「フナ」から変化した個体のため、「金魚も食べたらおいしいのでは?」と語る水ラーメンさん。そこで、大量の金魚を捕獲したら、「本当に金魚はおいしいのか?」という疑問も検証してみることにしました。
金魚の群れを発見
目的の用水路に到着すると、20匹程度の金魚が群れている光景を発見。それはお祭りやアクアリウムショップで見かける「子赤」だったため、お祭り後に誰かが放流した可能性が高そうです。
さらに、「デメキン」や「コメット」など、さまざまな種類の金魚も発見。水ラーメンさんたちは、もはや「金魚すくい」とも言える捕獲作業を続けます。すると別のポイントでは、なんと推定1000匹もの金魚たちが群れているのを発見。なんてことだ……。
金魚は雑食なので、このままでは用水路の生態系が崩れてしまう可能性が。水系のためにも、水ラーメンさんたちは長い時間をかけて金魚を捕獲していきます。かれこれ5時間かかってしまいましたが、水ラーメンさんたちはほとんどの金魚を捕獲することに成功したとのこと。金魚の中には、元気な子や弱っている子、すでに死んでいる子もいたので、今回は瀕死の子と死んでしまっている子を食べることにしました。他の主な金魚たちはエマスさんが持ち帰って飼育し、うち3匹は水ラーメンさんのお家で暮らすこととなりました(※ガサガサや捕獲の際は、ルールを守って実施してください)。
金魚の調理開始
水ラーメンさんは、「金魚の刺身の味も知りたい」ということで、寄生虫対策として一旦冷凍することに。他にも、から揚げと塩焼きを作ることに決定。ちなみに江戸時代に日本の食べ物について書かれた「本朝食鑑」という本には、金魚はとてもおいしいと書いてあったそうで、味の期待度も高まります。
そしてついに、金魚で作った料理が完成。さっそくから揚げから食べてみると……。水ラーメンさんは「え、金魚おいしい! まじか!」と、その旨さに大興奮。ところが、塩焼きでは臭みが感じられ、出目金に関しては全く味がしなかったとのこと。
さらに、お待ちかねの刺身は……適度に口の中で溶けていく食感でおいしいとのこと。結論、「金魚はおいしい」ということが判明したのでした。意外な結末です。
水ラーメンさんは今回の件について、「全力で回収しましたが在来種への影響は計り知れない違法放流は絶対に辞めましょう」「少しでもこの現実を広げ、被害を止めたいです」とコメントしています。
金魚のお味に反響続々
コメント欄には「こうやって逃がされた金魚を餌にする人は散々みてきたけど食べる人は初めて見たw」「このサイズの魚おろせるの器用すぎてすごいww」「確かに金魚って昔から見慣れてるけど、食ったなんて人周りに全く居なかったから貴重な情報感謝」「結局は赤いフナですから食用出来るワケですね」といった驚きの声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「水ラーメン」では、釣りや魚の知識が豊富で、料理も上手な水らーめんさんの釣り&キャンプ動画を公開中。またX(Twitter/@mizuramen0923)でも活動の様子を公開しています。
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