木の実すらかみ砕く怪魚“ナッツクラッカー”にナッツや栗を与えると…… 咬合力に驚き止まらず「すごい検証」「この魚、可愛すぎる」(1/3 ページ)
サービス精神旺盛。
木の実をかみ砕くことができる魚に硬い木の実を5種類を与えてみる様子が、YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」で公開されました。動画は記事執筆時点で15万8000再生を突破しており、3200件を超える“高評価”が寄せられています。
ナッツクラッカーの異名を持つレッドコロソマ
動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」。投稿者の鰐(わに)さんは、2023年4月にオープンした「深谷爬虫(はちゅう)類館」(埼玉県深谷市)の館長さんです。
同館で飼育されている「レッドコロソマ」という魚は、アマゾン川流域原産で昆虫や落ち葉などを食べる雑食性の魚。野生下では、人間の奥歯に似た丈夫な歯で硬い木の実もかみ砕いて食べるといわれており“ナッツクラッカー”の異名を持っています。以前はクルミは硬すぎて諦める姿が話題になりました(関連記事)が、今回は、クルミ以外で「硬い」と言われている5種類の木の実に挑戦してみます。
一番硬いのはマカダミアナッツ
用意したのは、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、栗。まずはどのくらいの硬さなのかを鰐さんが自分の力で割ってみます。鰐さん、なかなかの力持ち……!
その結果、柔らかい方からピーナッツ→栗→アーモンド→ヘーゼルナッツ→マカダミアナッツの順番になりました。レッドコロソマには、この柔らかい順で与えていきます。クルミではナッツクラッカーの名前に恥じる結果となってしまいましたが、今回はどこまでかみ砕くことができるでしょうか。
柔らかい順に水槽に入れてみると……?
一番柔らかいピーナッツを水槽に入れると、レッドコロソマはすぐに寄ってきてパクリ。口をモゴモゴしているので殻ごと食べたのではないか疑いましたが、ちゃんと殻をかみ砕き、中身だけを食べる様子が確認できました。
次の栗、アーモンド、ヘーゼルナッツと、鰐さんが水槽に入れるたびにちゃんと取りに来て、口から出し入れしながら上手に殻を割って食べる姿を披露してくれるレッドコロソマ。懐いているようで、なんだかかわいらしく見えてきますね!
最後は今回用意した中では一番硬いマカダミアナッツ。通常は専用のマカダミアナッツオープナーなどを使用しなければ開けられないほどの硬さですが、割れ目やひびが入っていると少し開けやすいそうです。
“クルミより小さめなので硬いけど砕けるかな?”と水槽に入れると、なんと……いとも簡単に割ってしまいました! どうやらひびが入っていたようで、レッドコロソマにとってはラッキーだったみたいですね。水面に浮いてしまったマカダミアナッツの実に気付いて食べる姿も愛らしいレッドコロソマなのでした。
「レッドコロソマかわいい」「鰐さん強い」の声
動画には、「このおちょぼぐち面白いwww せっかく割れたのに殻ばっか食べちゃうのかわいすぎる」「強面のお魚さんなのに、ナッツの殻に苦戦してるのが可愛い過ぎwwモゴモゴしてるのが入れ歯のお爺ちゃんみたいww」といった“レッドコロソマがかかわいい”というコメントの他に、「鰐さんの手、屈強過ぎない...?なんで普通にナッツ殴り潰してんの...?」「鰐さんが手刀で割り、噛み砕く事でナッツクラッカーの凄さが微妙に薄まる所がいい」など、硬いナッツを自ら割ってみせた鰐さんに驚いたという声も多数寄せられています。
飼育している生き物たちや野外での生物採集の様子などは、YouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@fukayahachu)でも公開しています。
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